OSHO

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のOSHOのレビュー・感想・評価

3.6
凄く良い話しだと思う。オチもよく効いている。だけど、私は好きになれなかった映画でした。

第二次世界大戦中、フランスに住むユダヤ人。
ナチス・ドイツがユダヤ人を大量虐殺していたなか、ペルシャ人と嘘をついて生き抜いた男の物語。
主人公のユダヤ系フランス人の青年(ジル)が生き残るためにペルシャ人のふりをする。たまたま収容所長をしている大尉(コッホ)の夢が将来イラン(ペルシャ)にドイツ料理店を開くということで、ジルがコッホ大尉にデタラメのペルシャ語のレッスンをするという話し。

口からでまかせのペルシャ語の単語を何千と作り出し、それをすべて暗記していたジルの記憶力の良さと生きる知恵に驚かされる。
これが実話ベースなのか…信じられない。

半年以上、デタラメのペルシャ語を教えていた主人公は凄いけど、まぬけだったとはいえ、半年以上、教わり、デタラメのペルシャ語をある程度話せるようになり、友情まで芽生えたコッホ大尉が哀れに感じてしまい、私は好きになれませんでした。
(本当は意味なく殺されるユダヤ系フランス人をかわいそうに想わなくてはいけないのでしょうが…)

とても良い映画というのは確かだと思います。
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