ナツミオ

トッツィーのナツミオのレビュー・感想・評価

トッツィー(1982年製作の映画)
4.0
NHK-BSPプレミアムシネマ録画鑑賞

 女装ロマンティック・コメディ

『ミセス・ダウト』を観た流れで、女装コメディを続けて鑑賞。
過去鑑賞も数十年ぶりに鑑賞。
未レビュー再投稿。

ダスティン・ホフマン演じる売れない男優はTVのメロドラマの女性役を得ようと試しに女装したところ、なんとスターになってしまう……。
笑いと涙の大ヒット、ロマンティック・コメディの名作。
1983年全米興行成績第2位となった大ヒット作。1位はS.W Ep.6 ”ジェダイの復讐(帰還)“

ホフマンが演じたからこそ成功した作品。
売れない俳優マイケル、女優ドロシー、昼ドラ役エミリーとして3役を演じ分ける。

そしてドロシーと共演する女優のシングル・マザー、ジュリーが次第にドロシーに感化されていく役をジェシカ・ラングが魅力的に演じる♪♪

脇役も芸達者揃い♪♪
ビル・マーレイ、チャールズ・ダーニング、ジーナ・デイヴィス そしてポラック監督も芸能エージェント役で出演し楽しい♪♪

当時まだ残る男女差別への皮肉もたっぷり。そしてTV局の昼ドラ撮影のドタバタや、ドロシーが共演の男優に口説かれたり、友人となったジュリーとの交流や彼女の父親にも気に入られ求婚されたり、晩は男に戻るマイケルも元の私生活のゴタゴタなどの中、ジュリーに惹かれていく彼(彼女?)の二重生活の苦悩など忙しい⁈

昼ドラ撮影の裏側も見られて楽しめるコメディ、ロマコメ作品。

久しく観ていない、マリリン主演の『お熱いのがお好き』も見比べたくなった♪♪♪

旧スコア3.8 → 4.0へアップ


受賞歴
第55回(1982)アカデミー賞助演女優賞「ジェシカ・ラング」

原題 『Tootsie』

1982年米作品117分
監督・製作 シドニー・ポラック
製作 ディック・リチャーズ
原案 ドン・マクガイア ラリー・ゲルバート
脚本 ラリー・ゲルバート マーレイ・スキスガル
撮影 オーウェン・ロイズマン
音楽 デーヴ・グルーシン
楽曲情報 スティーヴン・ビショップ
“It Might Be You”(君に想いを)
出演 ダスティン・ホフマン ジェシカ・ラング テリー・ガー ダブニー・コールマン チャールズ・ダーニング ビル・マーレイ シドニー・ポラック ジーナ・デイヴィス 

日本語字幕 石田泰子

(WOWOW番組内容より)
NY。気難しい性格で売れない俳優マイケルは自分に演技力があることを証明すべく、TVの連続メロドラマ「病院物語」の女優募集にドロシーという女性の偽名で応募。女装してオーディションを受け、みごとに合格するが、自分が男だと言い出せなくなったマイケルは番組にそのまま出演することになり、なんと人気女優になってしまう。しかも共演女優ジュリーを好きになるが、自分が男であることを彼女に告白できず悩み苦しむように。

(WOWOW解説より)
ホフマン演じる男優は共演女優を好きになるが、自分が男だと言い出せなくなるのが泣き笑いを誘うポイント。そんなシチュエーションが無理がないほど、ホフマンのなりきりぶりはみごとだ(彼がスネ毛を剃る場面も)。笑いと同時に爽やかな感動も盛り込んだ、完成度の高いコメディ。
共演のジェシカ・ラングがアカデミー助演女優賞に輝いたのも話題。監督は「追憶(1973)」の名匠シドニー・ポラック(芸能エージェント役で出演も)。スティーヴン・ビショップが歌った挿入歌“It Might Be You(君に想いを)”も名曲。


・AFI(アメリカ・フィルム・インスティチュート)選出の「アメリカ映画ベスト100」(1998)の62位に選出。

・AFI喜劇映画ベスト100(AFI's 100 Years...100 Laughs)第2位に選出

・アメリカ国立フィルム登録簿に登録


【忘備録】ネタバレ無し
(キャスト)
・マイケル・ドーシー/ドロシー・マイケルズ 
Michael_Dorsey/Dorothy_Michaels
- (演) ダスティン・ホフマン

・ジュリー・ニコルズ Julie
- (演) ジェシカ・ラング

・サンディ・レスター Sandy
- (演) テリー・ガー

・ロン・カーライル Ron
- (演) ダブニー・コールマン

・レス・ニコルズ Les
- (演) チャールズ・ダーニング

・ジェフ・スラッター Jeff
- (演) ビル・マーレイ

・ジョージ・フィールズ  George
- (演) シドニー・ポラック

・ジョン・ヴァン・ホーン John
- (演) ジョージ・ゲインズ

・エイプリル・ペイジ April
- (演) ジーナ・デイヴィス

・リタ・マーシャル Rita
- (演) ドリス・ベラック

・フィル・ワイントローブ
- (演) ロナルド・L・シュワリー
ナツミオ

ナツミオ