このレビューはネタバレを含みます
彼女を閉塞した世界から救い出し、本の外の世界を見せることに喜びと、たぶんちょっとしたヒーロー気分を味わっている気がする罪悪感。
愛しいと感じる感情が何なのか、最後の最後で確信が持てない。
そして段々、お互い怖くなる。
救い出したはずが、閉塞した世界に自分も囚われたんじゃないか。
不自由でも自由に生きてたはずなのにただの"弱者"になってしまうんじゃないか。
その不安がこの先、お互いを不幸にしてしまうことを、お互いに気づいてしまってる。
という話？
日本版のラストシーンよりは、しっかりと優しくお話を綴じてくれたと思う。
＊
日本版と大筋は一緒で、空気感も残しつつ、良い具合にアレンジされてた。素敵なリメイク。単に別の俳優と監督で韓国風に撮り直した、じゃない別の映画。こういうリメイクは本当に良いなぁ。という加点☆+0.5
