何かよく分からない映画。
この一言に尽きます。
まず、田中良子という人間がどうにも分からない。
家計は火の車なのに、事故の賠償金は受け取らないわ亡き夫の愛人の子の養育費を払い続けるわ…。
深い理由でもあるのかな？と思ったら「意地を貫き通す」みたいな、プライドの問題らしいので興醒め。
子供を守るためなら、意地とかプライドどころじゃないと思いますが…。「汚い金」だろうがなんだろうが賠償金を貰っていたら、風俗で働かずに済んだかもしれないし、子供も虐めに遭わずに済んだかもしれないのに。
そもそも変なプライドに拘っていなければここまでの生活苦に陥らなかったのでは…。
どうも自分で自分の首を絞めているようにしか見えないのです。
主人公とその息子がこれだけ理不尽な目に遭ってるのに、周りのバカどもが誰一人制裁を受けていないのもムカムカしますね。
唯一痛い目にあった同級生の男は確かにクズだけど、あの映画の中ではマシなクズだと思う。
ホームセンターの店長、夫のバンド仲間、風俗の客、そしてバカ中学生ども！
どいつもイヤーな気持ち悪さに溢れてて、そこだけはお見事でした。
コテンパンにされればいいのにお咎め無しとは（中学生なんてれっきとした犯罪者なのに）
息子がグレずに、あのまま真っ直ぐ育ってくれる事だけを願います…
