このレビューはネタバレを含みます
あくわた(悪魔がはらわたでいけにえで私)を見る前に監督の他作品でも見ておこうか、ホラーみたいだし。と再生したら、愛に溢れたクリーチャーコメディだった。
【異物】
最初エロ多めで、話進まないし短編にしては長く感じたけど倦怠期の彼氏とも仲良くなる触手で笑っちゃってw
【適応】
次は触手ちゃんのおかげで愛に芽生えた元カレが元カノによりを戻そうと提案して触手ちゃんがキューピッド役に。甘いもん好きなんか。そうなんか。
【増殖】
そこらじゅう触手ちゃんだらけになって、とうとう人は無関心に。死んで廃棄物として片付けが大変な触手ちゃんはすっかり日常に。生きたまま処理するのは可哀想と保護した作業員。でもダンカンの股間をツンツンしてETごっこまでする可愛い触手ちゃんは突然仲間と共に消えてしまった。なんか、仲良くなれそうだったのに、排除したい人もまた居るんだな⋯。
【消滅】
彼氏と別れていなくなった触手ちゃんへの想いを引きずり一人バーで飲む1話目の彼女。隣に黙って座って飲んでいた美女は実は触手で⋯そっと彼女の頬を撫で別れを告げる。
なんかいい話風に終わってるけど、全然そんなんじゃないからね!?wってツッコミを入れながら楽しむコメディなんだろな、これ。
人のあたたかさとか冷たさとか、色んなメタファーが込められてるんだけど、コミカルで軽い感じの仕上がり。短編4本、なんとなく最後まで見れちゃう。不条理な空気に引き込むのが上手い。