えり

ニトラム/NITRAMのえりのネタバレレビュー・内容・結末

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

実際にあった事件を題材に。

ニトラム役の役者さんとてもうまかった。特性により生きづらい人 というのは一定数いて、見放さない身内の つかずはなれずの見守りとお世話で 暮らせていたりする。

衝動的な行動とか とりとめのない感情、身内の苦悩、周りの人々の視線、孤立感とか 彼と向き合ううちに疲弊する感じ、とても苦しかった。

何より恐ろしい見所は 八百屋で野菜選ぶみたいに『良いの入ってるよ!』『お買い得だよ』なノリで銃が買えること

銃社会の恐ろしさだけでなく 彼の生きづらさの描写が重く 事件そのものについては報道のみで敢えて死傷シーンはないところに、想像するしかない重さ後味の悪さが感じられた。
えり

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