NAO141

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのNAO141のレビュー・感想・評価

3.6
今や世界的に有名なキャラクターである〈マリオ〉の冒険を描いた本作、マリオの生みの親である宮本茂が製作に携わっていることもあり、かなりゲームに忠実な内容となっている。いまのチビッ子達が楽しめるのはもちろんのこと、当時ファミコンでマリオを楽しんだ世代も十分に満足出来る。子どもの頃初めて買ってもらったファミコンソフトが『スーパーマリオブラザーズ3』だった。なかなかクリア出来ず、何度も何度もチャレンジしたあの頃が懐かしい!「そうそうこんなキャラクターいたなぁ」「そうそうこんなゲーム音楽だったなぁ」と、ただただ懐かしい。それだけでも観る価値あり。個人的に1番好きなキャラクターは〈テレサ〉だったな笑。

マリオはもともと『ドンキーコング』というゲームの悪役(?)として初登場(あとになってから知ってちょっとびっくり笑)。以降、『マリオブラザーズ』というゲームで初の主役となり、『スーパーマリオブラザーズ』で大ヒット。その後のファミコンブーム、そして日本のテレビゲームの世界的な人気を牽引した象徴的キャラクターとなった。このゲームは世界で初めて〈横スクロールアクション〉を導入したゲームらしいが、アーケードが主流だった当時のゲーム業界に家庭用ゲームを普及させた立役者でもあり、色々な意味で凄い作品といえる。

いまさらではあるが、ゲームでは土管の中に入ったり出たりするマリオが印象的だったが、本作を観て、マリオとルイージの2人が配管工事業者だったと初めて知った笑。ゲームにあんなにたくさん土管が出てくるのはそういう事かぁ~笑。それと髭を生やしているからマリオはかなりのオッチャンかと思っていたが、意外と若かったんですね~笑。作中でのマリオの台詞「mamma-mia(マンマミーア)」は、イタリア語で「母よ!」という意味らしいが、この〈母〉というのは〈聖母〉の事らしく、であれば、英語の「Oh My God(神よ!)」に近い意味なんだろうね。やたらに印象に残る台詞だった笑。

そういえば本作「あのキャラクターが出て来ないなぁ」と思って鑑賞していたが、エンドロールで「おぉ!」となる。この終わり方は続編がある予感がするよね!続編があるなら、もっとたくさんのキャラクターを登場させてほしい!!
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