nさんの映画レビュー・感想・評価

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蛇の道(1998年製作の映画)

4.1

娘を殺された香川照之の復讐に手を貸す謎の数学教師哀川翔…。
静けさの中にある不穏、男ばかりの世界に紅一点のコメットさんや、天才小学生の女の子の存在がアクセントになっているのもとてもよかった。

エンデ
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.3

記録。
もっと面白くなりそうな題材なのに余韻なくいきなりオチがきてはいっ!めでたし!って感じなのがな…前半の緊張感溢れる感じから後半で急に世界観とっちらかっていく感じ、『アナザヘヴン』だった。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

かの有名なチャーリーとチョコレート工場の前日譚。

チャリチョコ、ジョニーデップはウォンカであって、チャーリーではないことすら忘れているくらい過去に鑑賞した作品なので(笑)記憶がほとんどないのだけど、
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

おそらく話したとて理解されないだろうとなってあえて話さないことはたくさんあるけど、別に打ち明けられない秘密というわけではない。

だから今更深く悩むってこともないんだけど、こないだ初めて話した人と「女
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流浪の月(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

自分が逮捕されてまで守ろうとした少女、出所後再会したら彼氏にエグいDVされてるのコウメ太夫もびっくりチクショーすぎる。

『正欲』でも思ったけど、女主人公がフツーにストーカーしてんのホラーだ…

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

原作未読。
合唱部部長の中学生とカラオケ上達したいヤクザが出会ってカラオケに行く友情物語。
ずっと楽しかった。たしかにあんだけクセ強な歌い手そろってたら毎年カラオケ大会したくなるな😂

ただ全国出るレ
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

目の当たりにした瞬間はそのラストに驚きすぎたけど、後から振り返ってみればあのラストに至るまでの過程は物凄く緻密に描かれていたような気がする。

巧が学童のお迎えの時間を何度も忘れてしまっているらしい冒
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.1

やっとみれた、圧倒的面白…

七人の侍のうちの五人、勝四郎、五郎兵衛、七郎次、平八、久蔵(きゅうぞう)は名前が数字になっている(六はなぜかいない)

みんな字幕がないとなんて言ってるか聞き取りにくいな
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.2

アウトレイジが全員悪人なら、この作品は全員変人といったところでしょうか……

とは言っても一番すごいのはそんな変人たちにもあんまり動じない主人公。
まあ半裸で瞑想(ラリってるのか)してる姉ちゃんたちが
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

政府の圧力vs報道の自由…!

作品自体に文句はないけど、アメリカのご都合にそったウクライナイスラエルの報道しか流れてこない現状を思うと、少し複雑な気持ちではある。ガス抜きにさせないで

「ニクソンは
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.4

サイレント映画をはじめて観たのだけど、自分がいかに音を頼りに映画を観ている人間であったかを思い知った。

トーキーだとまだ音楽や効果音があるからね…2、3回寝落ちしつつもめげずにみた。

ガキ大将が生
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ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

4.4

たぶん好みがわかれるだろうけどめっちゃ面白い、金ローでやってほしいぞ……!

山田君の生まれるシーンが桃太郎、ののちゃんの生まれるシーンが竹取物語のオマージュで表現されているのさすがだ。魔女宅のとんぼ
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

話は結構面白い!難しいけど…

『君の名は。』のヒットが影響して、当初企画していた作風とはだいぶ違う感じになったとかならなかったとか聞く。たしかにオタクに迎合した感じが否めない部分もあった。

自分の
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スターダスト・メモリー(1980年製作の映画)

4.0

自分の作りたいものと周囲から求められているものの乖離に苦しむ作家の葛藤。

私はウディ・アレンや三谷幸喜作品に感じる自意識、自己主張の強さがなんとなく苦手なんだけど、この作品は芸術色強めで好きだった。
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Of An Age(原題)(2022年製作の映画)

3.9

恋に落ちた24時間とその11年後。

ウォンカーウァイ、グザヴィエ・ドランの影響をバチバチに感じる。ストーリーや雰囲気に既視感はあったけど良き。

エボニーのクソ女っぷりがあそこまでいくともはや清々し
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デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)

3.8

「デッドマン・ウォーキング」は死刑囚が死刑台に向かうときに看守が叫ぶ言葉だそう

この作品の死刑囚に同情したわけではないけれど、金をつめばいい弁護士を雇えるし、ましてや親が政治家だったので揉み消された
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

-

『Barbie』や『エブリシング・エブリウェア・オールアットワンス』でもパロディーシーンがあって、もはや教養の映画というか
最近みた『マイフレンド・フォーエバー』にも作中で登場人物がこの映画をみている
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

涙腺の弱りを再確認
ただ別れの悲しみよりも生きていた時間の輝きに重きを置いているので好き。ブラッドレンフロ美しい…イカダで遊ぶの憧れる…
最近たまたま2001年宇宙の旅をみなおしていたところだったので
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.1

うーん最高。

八代亜紀が女子刑務所を慰問した時に「ここにいるのはみんな男のせいよね」と言った話を思い出しました。何も考えずに楽しくみたかったけど、ルイーズのテキサスでの過去が作中でほとんど語られない
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

濱口竜介脚本やないかーい!
タイトルから「奥さまは魔女」的な作品イメージしてたんだけど題材めっちゃヘビーだった。wowowでやってたドラマですか?と思ってみてたらNHKだったのね…

蒼井優はすごい女
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.9

北野武プレゼンツ
ぼくのなつやすみだった

たけしが「バカヤロー」ってツッコミながら時々自分で笑っちゃうのかわいい。浅草行きたくなる。なつやすみにダラダラみたい映画。

キャリー(2013年製作の映画)

3.6

どう考えても1軍女子のルックスでしかないクロエグレースモレッツちゃんがその演技力でいじめられっこを完璧に再現しているのはすごい

元祖もそうだけどプロムシーンと後半の温度差やばくて最高。ただ最後の超能
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

3.8

ジブリ作品の中での好き度はそこまで高くないけど、改めてみてみたら面白かった。

会いたくて震えるのが西野カナ、
別に会う必要なんてないのが宇多田ヒカル、全力で走るフジファブリック、
会えないのを人身事
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彼方に(2023年製作の映画)

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失ってから気づくのはもうこりごりなんだけど、生きていくためには受け入れないといけない。ただたださびしい。

ROMA/ローマ 完成までの道(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画ローマ/ROMAの
メイキングドキュメンタリー

本作は白黒なので、メイキングでカラー映像を観られるのは嬉しい。こんな色の服を着ていたのか…という感動がある。

映らない細部まで細かくこだわってい
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生きる(1952年製作の映画)

4.1

区の無料上映会なるものに興味本位で行ってみたのだけど、私以外みごとにじじばばで、みんな介護保険の話とかしてた☺️「生きる」が過ぎるな☺️

惰性で仕事をやり過ごしてきたおじさんが余命数ヶ月なことを悟り
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

史上最速ヒーローが速すぎて時間さえも遡る。過去を変えたことによって世界が崩壊の危機に…!

バットマンくらいしかよく知らない。
過去を変えたことによってバックトゥーザフューチャーの主演が変わるのは面白
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

アンダルシアの夏の監督だったから気になってた作品。図書館で借りた…

作品としては面白かったけど、
終盤の宿泊客にドン引きしたぞ…😇(知ってて来たわけじゃないんだよな…?だとしても亡くなった家族側の事
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

図書館で借りました、文句なし名作。

赤いコートが目に焼きついた。
劇中でユダヤ人の男性がピアノを弾いていて「バッハか?」「モーツァルトだよ」というシーンがあるんだけど、あれ本当はバッハらしい(BMV
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未来世界(1976年製作の映画)

3.8

前作「ウエストワールド」未視聴。
ロボットアミューズメントパーク「デロス」に招待された新聞記者とキャスターが、その秘密を暴こうとするロボットvs人間SF。

70年代に作られたSFという点にわくわくし
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時をかける少女(1983年製作の映画)

4.0

図書館で借りれたのでみてみた

「過ぎていくものじゃない、
時間はやってくるものなんだ」

大好物男女男映画。白黒で始まって徐々に色がついていく映像が斬新。音楽も品があってよき。

原田知世がこの上な
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.9

20万ドルを巡って善玉、悪玉、卑劣漢の三人が血生臭いバトルを繰り広げる西部劇。背景に南北戦争。

「神様はマヌケも嫌いだよ」
「撃つときは喋るな」

BGMが64ポケモンスナップの渓谷ステージだった。
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.8

義務教育の感覚で見た。

「若者よ、若いうちに楽しめ」
「理性の通じないところを地獄というのなら、ここがそうだ」

あんな大義もクソもない環境に放り出されてもこれからの人生の意義を見出さなければいけな
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.0

禁酒法時代を描いた作品を酒飲みながら見るのは最高ですな!!!!!!!!!

マフィアから逃れるために女装して女楽団に入った男二人。そこでマリリンモンロー演じるシュガーにひとめ惚れするドタバタコメディ。
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

白黒映像で題字は黄色、家族で映画鑑賞、
ローマとリンクする部分はあった。ただローマのような静謐と余白の作品ではなく、ファッショナブルが強め。

時代背景としてはアイルランドのベルファストという土地での
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.8

喧嘩をとめて〜
(自分でとめない竹内まりや)

制作当時はロミオとジュリエット現代アレンジとして作られたらしいが、これはこれで古典映画として完成している。非行少年たちの対立に巻き込まれた(自分から突っ
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