みゆさんの映画レビュー・感想・評価

みゆ

みゆ

ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

学校内の秩序をめぐる群像劇で、教師、生徒、保護者の三つのバランスが揺れ動くさまがとてもスリリングなんだけど、この関係はそのまま国家の写し鏡と捉えることもできると思う。権力者としての教師、暴走する民衆、>>続きを読む

僕の特別な兄弟(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

え!これ実話ベースなの?良い話すぎて泣きそうになったよ。つかお母さん事情はあるでしょうけどそんなんして、やっぱり返してって無いわ。お兄ちゃんと楽しく暮らして欲しい。ずっと難しい顔して笑わなかったお兄ち>>続きを読む

ジョン・レノン 失われた週末(2022年製作の映画)

3.5

ビートルズのジョン・レノンと妻オノ・ヨーコが別居していた"失われた週末"と呼ばれるプライベートな日々の真相を追ったドキュメンタリー。失われた週末。メイパンは一人の男性ジョンレノンを心から愛し、彼の人間>>続きを読む

フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

3.5

あっという間の115分。生きるヒントを与えてくれる作品。物を大切に長く使っていたり、昔からある古い町並みを愛したり、京都の古い長屋を購入したり、ホームレスにお金を渡したり、今の日本に失われてしまった他>>続きを読む

KIMI サイバー・トラップ(2022年製作の映画)

4.0

何も情報なく良かったとオススメされた映画だったので見たらこここ、怖かったー!!!情報社会って怖いよね…。私も移動する時携帯電源切らなあかんわ。て何も追われる様な事ないけどw

碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.5

久しぶりに時代劇見た気がする。殺陣のシーンがあれれ?こういうもんだっけ?て何か物足りなく感じてしまったけど映像も美しく面白かったな。

野ゆき山ゆき海べゆき(1986年製作の映画)

4.0

忍び寄る太平洋戦争の影と、子供たちが行う「わんぱく戦争」を重ねたことで、いかに戦争が愚かな行為か、非常に分かりやすく描いている。全体的にファンタジーだし、みんな演劇っぽいしゃべりと演技で正直びっくりし>>続きを読む

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.5

1970年代後半のジャマイカの内紛も、ボブ・マーリーの生い立ちも、70年代っていうのは世界中が激動の時代だったんだな。音楽は素晴らしい。

ライフ・イン・ア・イヤー 君と生きた時間(2020年製作の映画)

3.0

よくあるどっちかが病気やけど恋愛する話やけどこれはおかしくない設定で良かった。ハリネズミも可愛かった。途中ウォールフラワーやったけど。やっぱりこの年齢くらいでちゃんと恋愛しないといけないんだな…。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

ほんま最悪。面白かったという意味ではなくて映画として何やコレって意味で。この手の不条理系暴力映画で、まず最初に子供を被害に遭わせるのは本当に嫌い。最も傷つけられたくないのが子供なので、それをやってしま>>続きを読む

ヘンリー・フール(1997年製作の映画)

2.5

ゴミ収集車で働く風変わりな青年。突然現れた奇妙な男にある才能指摘され…。社会不適合者と弱者の不気味で救いのない日々。堕ちた人間の中に潜んだ不器用な清らかさと愛情に度肝抜かれる後半。審美眼の頼りなさ露呈>>続きを読む

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

お母さんと一緒に住めない寂しさを怒りでしか出力できず、誰にも制御できない暴力性で施設を転々とさせられている少女が、ある支援員の提案で静かな山小屋で3週間生活するお話。私は物語にハッピーエンドの成功事例>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.5

金ローでやってくれてるから見る。久しぶりに見たけどやっぱり良いな。

ミッシング(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「辛いことや耐えられないことがあったときに、人はいかに折り合いをつけるのか」少女の失踪と人間の失われた心。無事を祈るはずの行動がいつしか本質を見失ってくのが恐ろしくもあり滑稽にも見えた。なんでもかんで>>続きを読む

結婚のすべて(1958年製作の映画)

4.0

岡本喜八の初監督作。面白かった。形は変われど昔も今もあんま変わらない事ってあるなと思いました。岡本喜八は撮影も編集のセンスも良いな。

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.0

両思いになるとその相手は消えてしまう、けれどもその相手は何度も現れて、その度に好きになって、消えてしまう。という純度の高いファンタジーラブストーリーなのかなと思ってたらその真相が明かされた途端にちょっ>>続きを読む

ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ(2022年製作の映画)

3.5

ドイツ在住トルコ人のお母さんが、旅先でタリバン容疑をかけられた息子を米軍グアンタナモ収容所に収監されてしまって、警察も行政も助けてくれんくて電話帳で人権弁護士を探して2人でアメリカ行って第43代米国大>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.0

これ12年かけてたの…?凄いな。最初長いかなぁって思いながら見始めたけど面白かった。人生って色々あるよね。音楽ずっといいし見入ってしまった。つかイーサン・ホークてずっとかっこええねんな。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ長い感想書いたり消したりしてたけど、何が言いたかったんかってなるからつまり私が言いたかったのはこれはもうゴゴゴ、ゴダーーーーールーーーー!!!!!

母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

3.5

兄弟愛も素晴らしいし、お母さんの事を全員でお世話してるのも良かったな。終盤で歌を歌う事を反対していたお兄ちゃんがコンサートのチケットを渡してくれて抱き合う二人の後ろ姿に良かったね、と思った。

またヴィンセントは襲われる(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ある日突然、職場のインターンから暴行を受けたヴィンセント。回復する間もなく別の同僚にも襲われ、加害者たちはいずれも襲撃時の記憶を失っている。その後もヴィンセントに殺意を向けて襲いかかってくる者は後を絶>>続きを読む

フライトプラン(2005年製作の映画)

4.0

母の日だったのでそういうものを見ようかな、と思いオススメで鑑賞。やっぱり母は凄いし惜しみない愛情で守ってくれるんだな。私の母も元気でいてほしい。楽しく笑っていてほしいと思う。

シーモアさんと、大人のための人生入門(2014年製作の映画)

4.0

どっちが前だか分からなくなってしまった時に見るのもいいかも。「夢にも思っていなかったこの二つの手で、青空さえつかめるとは」

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

青春ドラマでありながらも大人のロードムービーの味わい深さも感じられて良かった。36歳の彼が18年前の初恋を辿る旅。思い出を重ねてゆく2人、突然の別れの前に交わした約束。台湾と日本、ノスタルジー溢れる景>>続きを読む

蛇の道(1998年製作の映画)

3.5

ラストああこういう話だったのかって、哀川翔も香川照之もまんまやしやっぱり黒沢清はうまい。

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

2.0

福山雅治やからいいのか分からんけど石田ゆり子への唐突な執着は不自然が過ぎるやろ。

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.0

親子関係ってうまくいったりいかなくなったりどちらが妥協するかとかだなぁ。私は相手の機嫌がなおるまで待ってます。

帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

4.0

こういうのがいいんです。かっこいい!!!お姫さま抱っこは羨ましいな。

耳をすませば(2022年製作の映画)

1.5

金ローでやってたので見ました。これの実写は難しかったかな。

Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

4.5

さっき見た映画を引きずったまま鑑賞。めっちゃ苦しい。苦しいんで自分でMerry Christmas Mr. Lawrenceを弾いたりしてみる。さみしい。くるしい。

Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)

5.0

2023年3月に他界した坂本龍一の最後のピアノソ口演奏を記録したコンサート映画。坂本龍一の代表作として知られる楽曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」など教授自ら選曲した20曲>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

5.0

テキサスの荒野を放浪する男の妻子との再会と別れを描いた傑作ロードムービー。荒野をひとり彷徨っていた男が、ガソリンスタンドで気絶。記憶を失っている男の持ち物を手がかりに連絡を受けたウォルトは、男が4年前>>続きを読む

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