あかさんの映画レビュー・感想・評価

あか

あか

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

この映画に何を求めるかで、評価は分かれるだろう。

今まで数多の傑作を創り出したノーランの中では、明らかな特異的作品である。
ロジカルな理系的プロットに内包されたブンガクを楽しむノーランではなかった。
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

ひたすら画に圧倒される

続編要らないので、
ドゥニヴィルヌーブは新作を作ってくれ。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.6

"やあ。テープを持ってきたんだ"
と一言だけ言って、アコギ片手にデヴィッドバーンはpsyco killerを歌い始める。伝説の始まりだ。

本作は、最も優れた音楽映画の1本であることに間違いないだろう
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

5.0

"ヘイワとは アラソイあっての コトバかな"
鎮座doopnessの言葉を思い出した

スペシャリスト達の別れ、去り際がカッコ良すぎる。

後藤さんの人柄、有能さにほれぼれする。このキャラ好きすぎる
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.7

アジア人キャスト×レズビアンの娘×働く女性というハリウッドも満足で仕方ないであろう欲張りセットに感服。
アカデミー賞は終了しております。
決して出来が悪いとは思わないんだが、マルチバースSFやるならイ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

完璧性に執着するフィンチャーと重なるファスベンダー


カッコ良すぎる

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

映像のクオリティ、各要素の水準の高さに脱帽。

上映時間を無視した群衆や道路の撮影、長回しに圧倒される。
不穏な雰囲気に心地よさすら感じる。BGMも良い。

馬鹿で愚かで、救いようのない空虚なディカプ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.2

支離滅裂な話展開。
いつまでこの話をやっているんだ?と思わせるテンポの悪さ。
伏線っぽいけど、特に回収されることなく考察の余地を残す不気味さ。
感情移入できないキャラクター達。
到底面白くはない部類の
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最近のMIは、敵を蹂躙していく展開だったなと。
現場に遅れる、基本後手でやられっぱなしなのはMI2や3を思い出す。
あとはチーム戦感が薄れた。
キャストの老化が激しくて、このシリーズもそろそろ厳しくな
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.4

アニメーション表現が素晴らしく、西洋に足を運んだかのような感覚に陥る。
ルパンとその仲間達と銭形とは異なった純粋でダイヤのように輝くクラリス。
悪役まで非常に魅力的で全く飽きない。
台詞の力も凄まじく
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

2.0

一作目で感じたかっこよさはなくて、暗くなった。

脚本がクソ。
アクション多すぎで話がろくに進まない。
キャラ多すぎて人間関係が複雑で、わかりにくい。
マイルズとその家族以外全員嫌い。既存のキャラが無
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【推しの子】Mother and Children(2023年製作の映画)

3.0

出産のタイミングで転生したことは腑に落ちないし、ところどころ無責任で予定調和的な展開に少し辟易する。
あと社会性的な側面をセリフで説明、表現してくるところについては作り手としていかがなものかと勘ぐる。
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.5

やはり全体的に描写不足。
つまらないギャグ演出に冷める。
ああいうのいらないから、少しでも描写不足を解消して欲しい。
アバダケダブラとかいうチート技なんとかしてほしい、使用者に制約が必要。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.1

映画としての出来は最も素晴らしいと思う。
画面内のいろんなキャラの動き、
コメディアスな場面、
ディメンターといったキャラクター造形と演出、
アルフォンソキュアロンだからこそのクオリティ。
話に展開力
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.8

秘密の部屋のデザインとか、ダンジョン感は素晴らしい。
ただ、やはり長いかなと。メリハリをつけるか短縮すべきと感じた。

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

序盤の展開が面白いなぁ。
あとは世界設定がいいっすね。
音楽が素晴らしい

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章-STASHA-(2022年製作の映画)

3.7

概ねストーリーには満足。
今までの語られることのなかった世界の秘密を高密度に凝縮されたこの映画で知ることができてよかった。

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-(2020年製作の映画)

3.6

2202の反省を踏まえてなのか、よりシンプルに分かりやすいキャラクター設定にしていたと感じた。

今作については、途中まで航路の意義がはっきりとしていたものではないからか、中盤まではガミラスを除き少し
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.2

自身にとってうる星やつらとは、個性的で面白いキャラクターに溢れた淀みないピュアなギャグ漫画というイメージ。
このイメージを破壊させた押井守に脱帽。

演出と研ぎ澄まされたビジュアルと話の構成は常に緊張
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「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

1.5

あまりにも編集がなさすぎる。Netflixで流し見している感覚に陥る。これは映画ではなく、アニメ垂れ流し。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

個性が強すぎる頑固なキャラクターの繰り出す戦いが面白い。
掴みで感情移入させられて、その内観客の想像を超える変化を魅せてくるのは流石。
事件の一部始終の見せ方、それに対するキャラクターの感情の変化の見
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

2.8

謎の洋楽BGMがうるさい
シンプルにストーリーがつまらない。
キャラの設定に惹かれない。
正直リカちゃんの話も惹かれない。描き方次第では最も興味深くなるはず。
バトルも引っ張られた感あり、消化不良感が
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

2.5

映像の作り込みが素晴らしくても、興味深いストーリーではなく、長尺でゆったりとした展開なため退屈に感じざるを得ない。
確かに異質さはあるものの、感情的な男の紆余曲折さが淡々と描かれているだけ。
世界観も
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

2.5

見やすいし、一定のクオリティがあるようにおもうが、話の展開に?となる。
主人公は合唱部に入部して、人前で歌えないのになぜか教員の目に留まる。歌が他の生徒に比べて極めて上手なわけではないし、特徴的でもな
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

撮影演出が凝っていて面白い。きめ細やかに日常的なものと浮世離れしたシーンが繰り返されていき、それを不安にさせる音楽もまたいい。
高部が病院内の暗闇で間宮を捜す場面が1番好きかも。
ストーリー的には、伝
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コラテラル(2004年製作の映画)

3.3

トムクルーズよりもジェイミーフォックスの方が明らかに興味深いキャラになってんのがまず草
冒頭陰キャそうなタクシー運転手だけど、エンディング時には屈強な軍人に見える。

トムクルーズのキャラは本当にプロ
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

2.0

まず冒頭の火災シーン、なぜ消火器がないのか?仮にも飲食店であってそれって消防法違反ではないのか?百歩譲ってたまたま消火器を出す余裕がなかったとする。
なら周囲の人間皆消火器ではなく、バケツしか持ってこ
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

個性豊かなキャラクターとその表情、表現力に感服。巡りに巡って奇跡が起こり続けるホームレス達がおもろい

来る(2018年製作の映画)

2.8

嫌いで嫌いで仕方ない旦那が霊呼んで、部屋の中荒らしまくって、死んでしまった自宅に住み続けてる黒木華は謎でしかない。

スピーディな展開、個性が強いキャラクター、演出は過剰気味、そもそも怖くない
→飽き
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.0

赤と青の色遣いや映像表現にキューブリックの手腕を感じたものの、この内容に160分必要だったのか甚だ疑問に思う。

ロリータ(1962年製作の映画)

3.8

主人公のくだらなくて愚かな行動、言動に笑った。たしかに少し長い気はしたが、全編を通して溢れているおもしろおかしさは流石キューブリックというところだった。
また、所々のシーンも印象深い。

めまい(1958年製作の映画)

3.5

撮影や演出も流石であり、めまいのショットのインパクトは言うまでもなく、主人公の夢のシーン、サイケデリックかつ病的な映像表現は興味深い。
主人公の狂気が進行していく様、大まかなストーリーラインはつまらな
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.4

本作は同監督の"怒り"同様に、登場人物の属性が普通ではなく妙なリアリティを含む。
特殊性の強いキャラクターの尋常じゃない行動を理解するためには動機説明が重要と考える。
しかし、本作は怒り同様にバックス
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