kiyotaさんの映画レビュー・感想・評価

kiyota

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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

普通の警察極道ものに劣化。1の助走無しで事が起こる感じが良かったのに残念。大上のような凄みのある存在感も失せた。

チンタという若い駒走りを出すことで、松坂桃李の説得力を増そうとしたんだろうけど、おか
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

正直1度見ただけでは作品の多くを読み取りきれなかった。緻密に練り込まれたディテールがかなり多数ある

・クリスタの写り込み
・赤いカバンの意味
など気づけなかったことも多々

以下の記事がかなり丁寧に
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市子(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

途中からある種のご都合主義に向かい始めたのを感じてしまった。

それまでの境遇を考えたときに若葉竜也だけ特別であれたことの説得力を感じず、また若葉竜也側からしても相当の覚悟が無ければこの行動につながら
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

さすがにやりすぎでサイコー
田中脊髄剣ってもしかしてコレか?

クソ妹がクソ生意気で良い
できれば最後まで謝らないで欲しかったけど

1番近くにいて欲しくないのは何気にパパだったりする

"次善策は用
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

情報が多くて最初は混乱したけど徐々に全容が明らかに。

あっち行ったりこっち行ったりの予測できない展開が面白かったけど、結局芯にあるのは最初にフックになったポイント(不倫なロマンス)だけで、次第にだれ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

原作読了済み。

漫画のある種の趣、主人公の独白は削られているけど、これはこれで素晴らしくいい手触りの実写化になっているように思う。

主人公の彼の佇まいや声や表情が全てのバランスを完璧に近く保たせて
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Winny(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

物語としては予想通りの展開の域を出ないので、映画としての評価は厳しい。ただあったことを真っ正面から描くだけならドキュメンタリーにした方が見応えあったのでは?映画にするための/映画にするべき着眼点や工夫>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

もっとブラックユーモアばんばんのコメディかと思ったら、いい意味で意外にも落ち着いた洒脱で軽やかな風刺ドラマになっていた。

笑えるとこは笑えるし、笑えないとこは笑えないし(それが笑えるし)。

多様性
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処刑人(1999年製作の映画)

3.3

ザ90年代アクション
設定も仕掛けもトリックも体術もなく、
キャラだけ立ってて、後は雰囲気なんだけどなんか見れちゃう、見てしまう、そんな映画

フィクションであることをフィクションのままで良しよする潔
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.2

当たり前のことだけどレイヤーの違ういろんな人がそれぞれの時間軸の中で生きている。本来なら交わることはない人たちが、一つの教室に押し込められて3年間同じ時間を過ごすことを強いられる。それが中学の義務教育>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

低評価だけどそんなことないだろと思いつつ見始めたけど…結論、繋ぎっぽさ100%

敵の迫力のなさ
入れ替わりの醍醐味を活用しきれない
出だしは良かったけど徐々にこの作品のどこにも盛り上がりがなさそうな
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

息子から、証言まで1人になりたいと言われた後、車中の母が泣いた瞬間には、コイツやっとるやんけ!(それがバレたと思って泣いとるやんけ!)と早合点したが、結末まで見た後なら、あの精神極限状態でぼぼ唯一の味>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.9

なんなん。言わんとするところは分からないなりに何となく察せられないでもないけど、別に目新しい何かがあるわけじゃなくて、これ面白いのなんなん、という気持ち。

ある用務員(2020年製作の映画)

3.3

アクションに入るまでの主人公の性格とか割とよかったけど、アクションシーンになってからは全体的にあまりハマらなかった。各キャラは凝ってて良い感じ

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.6

韓国の史実ものフィクション。最初だれがだれかよく分からなかったけど次第に理解できました

一転二転する転調の瞬間が特徴的。特にやっぱり1つ目の演出が秀逸

一つの時間軸で連続した物語がどんどん展開して
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