クエンティン・デュピュー監督が、ディディエという名のネズミに操られた怪獣退治部隊を描いた、混沌とした奇妙な映画である。とザ・ガーディアンの記事は紹介しています。
ディディエ(声:アラン・シャバ)とい>>続きを読む
一足お先にロンドンBFI IMAX で観ました。前作『ミッション:インポッシブル フォールアウト』の公開が2018年8月3日ですから5年ぶりというわけです。
メイキング映像が先行配信されたあのバイ>>続きを読む
ついにシリーズ完結です。俳優部もベテランから新人まで揃えて磐石の座組。
最初にティーザーを見た時に感じたワクワク感を抱いて映画館に足を運ぶ喜びを噛み締めました。
ドルビーシネマの大音量でド迫力のア>>続きを読む
噛みごたえのある映画です。最初は静かな物語が大きくうねります。
この感覚は同じ座組みで製作された『タクシードライバー』と一緒です。本作の本国でのキャチコピーは”彼は配られた手配で勝負をしているのだ”>>続きを読む
ホン・ソンウン監督のデビュー作。日本が舞台でも成立する話。
ジナ(コン・スンヨン)の苛立ちの遠因がおひとりさま状態を邪魔される周囲のあれこれにあると思わせておいて、孤独の肖像の炙り出し方が見事。>>続きを読む
前作を軽々と超えてきました。ホラー映画の定石をことごとく破壊しています。
まず、アート・ザ・クラウンの新たな能力として夢渡り。シエナ(ローラン・ラベラ)の夢に現れて、その後シエナの現実に侵入してくる>>続きを読む
ミスター・ミドルエイジクライシスというキャラクターを演じ続けているジェラルド・バトラーの日本公開最新作。
妻リサ(ジェイミー・アレクサンダー)から距離を置こうと言われたウィル(ジェラルド・バトラー)>>続きを読む
映画の力をまざまざと見せつけられました。
キーヴィジュアルこそ燃え上がる炎を加えてはいますが、映画の本編は実際の火事のフッテージを効果的に見せながら実にリアル。ドキュメンタリーのようにあの大火事を描>>続きを読む
マーク・ジェンキンという映像作家、ノーマークでした。音へのこだわりとざらついたフィルムのような質感の映像、これはクセになります。
提示された映像と音響でしか私たち観客は推し量ることしか出来ませんが、>>続きを読む
前作は”スクリーム”というタイトルでいわゆるリクエル(リブート)、オリジナルの”スクリーム”の26年ぶりの続編。ただシリーズ的には5作目。本作は前作の続編です。ただそのままスクリーム(リクエル)2とタ>>続きを読む
不思議の国というのはもちろん北朝鮮のこと。이상한はニュアンス的には不思議と言うより”変な”に近いです。
イ・ハクソン(チェ・ミンシク)の数学的見地から人生を見つめると言う考え方に共感できるところが多>>続きを読む
『パラサイト 半地下の家族』と同じテーマ。貧困家族。
貧乏な子供を描いた映画は世界中にありますが、家族単位で貧困に喘ぐというのが2020年代映画のトレンドなのは間違いありません。その舞台を高速道路(>>続きを読む
兄ヴィットリオが亡き後の、パオロ・タヴィアーニ監督の最新作。
冒頭のショットから『2001年宇宙の旅』へのオマージュ。ボーマン船長の部屋ですね。本作には過去の映画の記憶が散りばめられていました。>>続きを読む
ジャンフランコ・ロージ監督の最新ドキュメンタリー。
フランシス教皇のユーモラスで雄弁な側面が強調されています。
移民の流入に苦しむイタリアのランペドゥーサから始まります。世界の様々な問題のあるとこ>>続きを読む
続編が公開されると言うことで、第1作が急遽劇場公開となりました。
ドーン(キャサリン・コルコラン)とタラ(ジェンナ・カンネル)がパーティの帰り道に襲われます。もちろんアレに。
ホラー映画の定石を踏>>続きを読む
通算3度目の映画化、2度目のリクエルはいい感じにアップデートされてました。
本作で死霊の餌食になるのはママ(アリッサ・サザーランド)。ということは次に子供たちが餌食になるのでしょうか?
ママは刺青>>続きを読む
日本版『最後まで行く』の公開中なので、オリジナルの韓国版をネットフリックスで観ました。
棺桶を巡るスラップスティックは日本版の予告編を見る限り、踏襲されているようです。オリジナルの防犯カメラの件とか>>続きを読む
こちらは『最後まで行く』のフランス版。
風船の色に赤いのが混ざっているところなんかフランス映画っぽさを感じないでもないですが、96分にまとめた分色々と失われており退屈な映画になってました。
”撃て>>続きを読む
映画の中の世界観が映画館に染み出してくるような感覚を覚えた作品。
原作があります。パオロ・コニェッティ作、関口英子さんの訳で『帰れない山』というタイトルです。読んだ知人に聞くととても良い原作というこ>>続きを読む
オリジナルの韓国版の英語タイトルは"A HARD DAY"。それが本作の英語タイトルは”HARD DAYS"そこに問題があります。
まず、4日にわたる出来事にしたために、コンサイスな死体遺棄事件が薄>>続きを読む
アップルTVで配信されているマイケル・J・フォックスのドキュメンタリー。
出世作のTVシットコム”ファミリー・タイズ”からのフッテージを大量に編集して足らないところは役者まで使って彼の栄光に満ちた人>>続きを読む
『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』のガブリエーレ・マイネッティ監督の第2作。
『オズの魔法使い』を意識した構図のティーザー・ポスター。フリークスたちのかなりとっ散らかったストーリー。
主要フリークスの>>続きを読む
みんな大好きなファイナル・デスティネーションシリーズの脚本家ジェフリー・レディックが監督・脚本したホラー映画。
主人公のケイトリン(コートニー・ベル)が物語の都合でいろんな怪奇現象に巻き込まれるのが>>続きを読む
ポストジョン・ウィックのアクション映画やはり韓国からやってきました。
チェ・ジェフン監督第2作目にしてこのスタイルの完成度。チャン・ヒョクとのケミストリーのなせる技なのでしょうか。
とにかく、黙っ>>続きを読む
パク・ソダムの何に私たちは惹かれるのでしょうか?
いわゆる薄幸の少女というイメージなんです。と同時に芯の強さを感じさせる眼差しに魅せられるのでしょう。
本作はいわゆるバディものにトランスフォームし>>続きを読む
幸せなフランチャイズです。ファンにとって、マーベルにとっても。
3作目とは言ってもマーベルの各フェイズで多くの作品とクロスオーバーしてきたおかげで、それぞれのキャラクターが多くのファンの心を掴むこと>>続きを読む
2023年のサメ映画はちょっとしたメガロドンブームです。
あの『MEGザ・モンスター』の続編『MEGザ・モンスター2』が公開されるからです。
そしてメガロドンが登場する映画が昨日劇場公開の本作です>>続きを読む
世の中の視点をアシスタント側に移してみたら見えなかった残酷な社会が浮き彫りになります。
初めにキーヴィジュアルを見たときは、オフィスを舞台にしたホラー映画かと思いました。実は社会派の衝撃作です。ある>>続きを読む
日本を除くほとんどの地域で2023年3月に劇場公開されて大旋風を巻き起こしました。一応の完結編と言われています。
前半は日本の観客にとっては色々と分かる場面があります。初志貫徹とか言い得て妙。第4作>>続きを読む
フィンランドで戦争アクション映画の最高峰が誕生。
主人公のアアタミ(ヨルマ・トンミラ)は戦火に見舞われた街からエグザイル。ラップランドを彷徨う男。彼だけが画面に映り台詞もない10分間のプロローグが美>>続きを読む
路上駐車の車からオーディオセットを盗もうとした男が車に閉じ込められて出られなくなるんです。いわゆるワン・シチュエーションものというジャンル映画かと思いきや終盤思わぬ方向に飛躍し、着地します。
さすが>>続きを読む
ダニエル・ラドクリフの熱演に観ているこちらも熱くなりました。
アル・ヤンコビック本人からの依頼でダニエルをキャスティング。全然似ていませんがそこはさすがダニエル、ちゃんと演技で似せてます。劇中の歌は>>続きを読む
スペイン人観光客の若者グループが犠牲になるオーバーツーリズムを題材にした映画。その視点は斬新ですが、果たして映画の出来はどうでしょうか?
リゴレットの仮装をした謎の人物が、物語を引っ掻き回します。こ>>続きを読む
クリストフ・ヴァルツとサム・ニールの共演作を見ないで済ます映画ファンはいないと思います。
トム・ホルトの「The Portable Door」が原作です。ウェルズ・カンパニー・シリーズの一作。
当>>続きを読む
ウィレム・デフォーの一人芝居。アートは生きるのに役に立つのかという大命題への批評的なアンサー映画。
ウィレム・デフォーの彫りの深い顔自体が芸術的。映画のアートポスターもキュビズム仕様。
ペントハウ>>続きを読む
映画内における不幸な出来事には耐性がついていると思っていましたが、本作の悲劇には何とも言えない気持ちになりました。
シャキーブ(モーセン・タナバンデ)はホームレスで映画の撮影セットを組み立てたり警備>>続きを読む