きみどりさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

終わらない週末(2023年製作の映画)

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どうやらNetflix恒例になりつつあるらしい、ゆく年くる年世界の終わりMovie🎞️

バラク・オバマが「2023年の映画ベスト3」にこれを選んでいた…ていうか、プロデューサーにオバマ夫妻が参加して
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.5

エメラルド・フェネル監督のブリティッシュ🇬🇧意地悪&配色センスが大好き+いろいろ無事に納まって心穏やかな12/30なので、点数激甘です。

ジェイコブ・エロルディとバリー・コーガンの身長差が大き過ぎて
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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とても楽しく鑑賞したのだけど、そもそもあんな視界不良の雪道をチェーン履かずに脇見運転してたお父さん、もうちょっと用心してくれてれば娘を遺して死なずにすんだのに…🥲(発想が小姑)

『ゲットアウト』のヒ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

わはは、楽しかったー!
すごく久しぶりに、映画館で観ておけば…と思った作品。

お話は王道中の王道なので、目新しさは何もない。はずなんだけど、展開がクラシックであればあるほど、キャラクター設定と俳優の
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ほつれる(2023年製作の映画)

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目を逸らしたら秒で顔つきを忘れてそうなくらい薄い田村健太郎の存在感がいちばん重かった。むしろ染谷将太のことをあっという間に忘れちゃったよね…。
たぶん麦ちゃんにとっては、恋人は彼でなくても良かったんじ
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白いリボン(2009年製作の映画)

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「もう二度と観ない名作」の一本。
…のはずだったが、佐々涼子の『ボーダー 移民と難民』(入管に関するノンフィクション)を読んでしまい、自分と自分の住まう国に対する嫌悪感がどうにもこうにもおさまらぬ。と
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WOLF ウルフ(2021年製作の映画)

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自分が人間ではない他の動物(犬やリスや鳥)であると自認する「種同一性障害」の若者たちを収容して治療する矯正施設が舞台のお話。雰囲気がヨルゴス・ランティモスの『ロブスター』に似てるなあ…と思いながら観た>>続きを読む

悪魔の棲む家(2005年製作の映画)

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クロエ・グレース・モレッツの映画デビュー作。生え替わったばかりとおぼしき大きな前歯が小さな顔にアンバランスな感じでもう可愛いのなんの😍

なんか2000年代ってこういう微妙なホラーやスリラーに、わりと
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非常宣言(2020年製作の映画)

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豪華キャスト。次々と起こる危機。自己中マンと自己犠牲マン。
そしてソン・ガンホがブラピ@『ワールドウォーZ』であった…。


ところで『チェイサー』『新感染』その他もろもろ、韓国エンタメにおける親子関
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逃げた女(2019年製作の映画)

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エリック・ロメールが墓から飛び出て韓国映画つくったんかと思ったよー。生活音とか会話とか女たちの佇まいとか、まんまロメールだった。

キム・ミニが確実に中年女性へ向かって歳を重ねている姿を見ると、どうに
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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一週間を繰り返す🔁ならどう行動するか、アンケート取ったら観た人の個性が出て面白そうよねえ。
わたし? えっ…そんなの言えません🙊


同僚と仲の良い職場というのは、仕事のステップアップよりも価値がある
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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『悪の法則』のときもそうだったけど、ファスってば「俺様失敗しない完璧主義者なのよ」というテイで事に臨んで、しくじってオタオタという役回りが似合うんかな? ともあれ会社員時代、やらかしちゃあ心臓を大豆ほ>>続きを読む

ブリトニー対スピアーズ -後見人裁判の行方-(2021年製作の映画)

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2000年代の一時期、ゴシップサイトは来る日も来る日もブリトニー・スピアーズを公開処刑していた。どこ見ても彼女の記事だったな。あれだけで商売成り立ってたんか。

あのころ、世間に乗っかって彼女の「奇行
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スマイル(2022年製作の映画)

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ワーキャー言いながら人と一緒に観るためのホラー映画。ていうか、一人じゃ観れないくらい怖かった😱

これといった目新しさは特にないけども、古今東西のおーコワ恐ろし要素が上手く組み合わせてあって、美味しか
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シックス・センス(1999年製作の映画)

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名作再訪。

今やすっかりお馴染みのシャマラン節(ラストでどんでん)、当時はめちゃ新鮮に驚いたよ…。
ネタバレ厳禁🚫であるものの、オチまで分かっててもじゅうぶんに楽しめる良作だった☺️

トニコレが若
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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エクソシストものには、バディムービーという様式美があるなあ、初代『エクソシスト』のレガシーはこうやって受け継がれていくんだなあ☺️としみじみしながら鑑賞。
経験ある年長者と身軽な若者を組み合わせるバデ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.5

エリザベス・バンクスのことをかつて「共和党顔w」なんて言ったことを、土下座してお詫びしたい。生卵をぶつけられてもいい。こんな振り切った映画も撮れる人だったんかー🤣 めちゃ楽しかった。ウェルメイドなB級>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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背景として描かれる子どもたちが気の毒😢。わたし、実父が双極性障害なもので(今は薬キメまくってるんで大人しい)、ああいう親元で育った子どもの目で観てしまう。
父は、躁状態の時は高額な買い物や女性に走り、
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

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ベニチオ・デル・トロを筒井康隆に空目してもた👀


配役と物語はとっても良かった。が、いかんせん長い。尺がもう20分短ければ、あるいは6エピソードであっさり終わるミニシリーズならば、3割増しで面白くな
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(2023年製作の映画)

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サクッとウェス・アンダーソン😆

ウェスの映像美(&あの台詞回し)ってクセ強なので、長時間観るには普通より集中力が要る。これ観て思ったけど、ショートフィルム向きなのかもしれん。原作も読んでみたくなった
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生きちゃった(2020年製作の映画)

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不幸と悲劇のミルフィーユ。これでもかと重ねたもんだから苦痛が定量分散されとる。これ、アーレン・ダロノフスキーの映画が、痛過ぎ汚過ぎ演出のあまり、「全然辛くないしむしろ笑える」に収束してしまうのに似てる>>続きを読む

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

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それにつけても金が仇の世の中よ…💷

個人的に、一作目の『死霊館』とこれがシリーズ中で突出して怖いが、本作がもっとも怖い。怖いというか観ていて辛く悲しく居た堪れない気持ちになる。
なぜって、一番の恐怖
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サスペリア(2018年製作の映画)

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ミア・ゴスのフィルモグラフィーマラソン🏃‍♀️


ワシはいったい何を観せられとるんじゃ…のまま結末までたどり着いてから気がついたのだけど、これって『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』じゃん!
あっ
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

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尺が90分台だったら言うことなし。けどカレン・ギランとエミリー役の子が可愛かったので満足です。

これはあれのオマージュで、あれの元ネタはたぶんこれで…と考えるのも楽しかった。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

5.0

わーーーーー😆
勧められなかったら絶対に観てなかったわ!

これが二十代の男性監督の作品なのか…変わらねぇJAPAN🇯🇵と悲しんでいたけど、若い人はちゃんと前に進んでいるんだな。
とっても希望を持てた
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

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釜山国際映画祭、目ぼしい作品のオンラインチケットはどれも即完売してて、今わたしは悲しみに暮れています🥲

代わりにソン・ソックでも観て気分を上げようと、苦手なマ・ドンソク作品のこちらをチョイス(←全マ
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

4.5

オールド・ドリオが地面を這っている場面で家人が帰宅、さめざめと泣いているわたしを見てドン引きしていた。なんで?これで?泣ける?

親に期待してはいけない、諦めるしかないという事実に到達するまで、子ども
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カレとカノジョの確率/一目で恋に落ちる確率(2023年製作の映画)

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短尺で、音楽と配役とファッションがよくて、かつ絶滅危惧種のロマンチックコメディ。ほんとにただ、若くて可愛い二人が恋するだけのシンプルなお話。飛行機の隣席に美男がいきなり座る世界線に、わたしも住みたい…>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

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「…二人きりでいつまでもいつまでも話していたい気がします。さうしてkissしてもいいでせう。いやならばよします。この頃ボクは文ちやんがお菓子なら頭から食べてしまいたい位可愛い気がします。嘘ぢやありませ>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

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ミステリ音痴のミステリ好きことわたくし、フーダニットもホワイダニットも結末にこまごまと種明かししてもらわないとまったく分からないクチですが、これは犯人も動機も分かった!(歓喜)

ネタバレしちゃいけな
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

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途中まで非常にワクワクドキドキ面白かったんですけども、いかにフィクションとはいえロザムンド・パイク側に都合よく事が運びすぎ&お話の筋がとっ散らかりすぎでちと興醒めしてしまった。
結末の呆気なさも、広げ
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ザ・クリーナー 消された殺人(2007年製作の映画)

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SLジャクソンが警官上がりの特殊清掃業者で、思春期の娘の扱いに悩むシングルファーザーで…という初期設定だけでじゅうぶん満足できてしまう。

スター俳優が「犯人でーす」と分かりやすい風情で登場してくるの
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

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ふぉぉぉぉぉ(乱心)。

とにかくソン・ソックを有り難く愛でるための映画でしたよ…。

『解放日誌』の時は人んちの庭先に棲みついていたソン・ソック、今度はジョブチェンジしてコンビニ店員か…ソン・ソック
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王の願い ハングルの始まり(2019年製作の映画)

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朝鮮固有の文字、ハングル成立までのプロジェクトXストーリー。「世宗という名君がハングルをつくった」という低レベルな知識しか持ち合わせていないものの、さすがにフィクションが過ぎるのでは…と思いつつ鑑賞し>>続きを読む

コレット(2018年製作の映画)

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わたしの卒論テーマがコレットの代表作『シェリ』だった。ただでさえ厄介な原作厨なのに(自覚ある)、こちとら伝記も研究書も読んでコレットの墓参りまでやってんのよ、おん? となったら我ながら感じ悪いので、長>>続きを読む

緋文字(1972年製作の映画)

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大学一年の英文学講読の課題が『緋文字』で、読み終えた感想が「出てくる男が全員そろってクズ」だったんだけど、改めて同じことを思ったYO!

開拓村って基本的に超・女性不足の世界だから、その気になれば間男
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