NAO141さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

メメント(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

〈ラストから始まりラストで始まる〉
混乱しそうになるがそんな作品である笑

約10分間しか記憶を保つことが出来ない前向性健忘という記憶障害になってしまったレナード。彼が最愛の妻を殺した犯人を追うサスペ
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ラストソングがすべて。切な過ぎる。
サム役のビリー・クラダップの歌唱力、演技力に鳥肌が立つ。そして泣ける。

本作は物語中盤から予期せぬ展開に。
まだ作品を観てない方は何の情報もない状態で作品を鑑賞し
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

4.0

ベトナム戦争時、危険を省みず多くの人命を救い、自らは戦死したウィリアム・H・ピッツェンバーガーの実話をベースにした物語。
タイトルの『ラスト・フル・メジャー (The last full measur
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

4.3

「私は国家に雇われたのではない、国民に雇われたのだ。」
政府VS告発者のポリティカル・サスペンスであり、実話に基づく作品。良作!!
イラク戦争が始まる前、イギリスで実際に起きた諜報機関職員によるメール
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

世界の滅亡を防いだ男の話。実話!!
〈キューバ危機〉、誰もが一度は聞いたことがあり、学校の教科書でも勉強したことがあるはず。東西冷戦下、ソ連がカリブ海のキューバに核ミサイル基地を建設していることが発覚
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

監督はジョセフ・コシンスキー。
元映像クリエイターでもあり、過去にはアップルなどのCM制作も手掛ける。
大学で建築のデザインや機械工学を学んだことでも知られる監督であるが、そのため本作の視覚表現(効果
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.6

美しく切ない上質なおとぎ話。
〈不老〉は誰もが一度は憧れるかもしれないが、それは〈本当に幸せなことなのか?〉ということも考えさせられる、なかなかの良作である。

こういった作品を観ると、不老は羨ましい
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

レオナルド・ディカプリオの圧倒的な演技力、そこに尽きる。彼の才能を理解出来る最高の作品である(本作で彼はアカデミー助演男優賞にまでノミネートされている)。母親の死を最初は信じていない彼が本当に死んでし>>続きを読む

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.2

元NASA技術者のホーマー・ヒッカム氏が自身の半生を回想録としてまとめた『October Sky』がベースとなっており、つまり実話作品である。
とても良い作品で定期的に観たくなる。
〈夢は見るものでは
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戦火の馬(2011年製作の映画)

4.0

スピルバーグ監督作品。
戦争の苛酷さを描きつつ、人々の優しさやジョーイ(馬)とアルバート(人)の絆も描いた心温まる作品。
馬が主役という珍しい作品だが、スピルバーグ監督の代表作でもある『E.T.』と『
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

〈THEスピルバーグ作品!!〉
なんでもありでお祭り感満載!!
映画が大好きな人、80年代(~90年代)のサブカルチャーを楽しんだ人(世代)は間違いなくハマる!!

小説『ゲームウォーズ』が原作で、原
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

監督は『スタンド・バイ・ミー』で有名なロブ・ライナー。実話に基づく作品であり、なかなかの良作である。

現在ではイラク戦争の大義名分であった大量破壊兵器がなかったことはよく知られているが、あの当時、大
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.0

『天使と悪魔』は前作『ダ・ヴィンチ・コード』の続編という位置付けであるが、内容に繋がりはなく、前作を観ていなくても楽しむことは出来る(しかし、多少宗教の知識がないと難しいかもしれない…苦笑)。ちなみに>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

〈殺し屋と少女という絶妙な組合せ〉
子どものような心を持った大人の殺し屋〈レオン〉と大人のような考えを持つ少女〈マチルダ〉が出会うことで、お互いが成長していく様を描いた物語。

二人の関係性は相棒のよ
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.4

何回観ても難解……苦笑。
一度観ただけでは理解は難しい。
二回目の鑑賞から確かに理解出来てはいくものの、三回観てもスッキリしない。
これは地上波放送は難しいな笑。
映画館での鑑賞だとしても、これを理解
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.2

頭空っぽにして観る作品。真面目に観ないでゆる~く観るとそれなりに楽しめる笑。アーケードゲーム世代の方は特に楽しめるかと。自分はアーケードゲームから家庭用ゲーム機(ファミコン)が主流になった時代に生まれ>>続きを読む

アース(2007年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリー映画。
自然や動物が好きな人はオススメ♪
しかし、可愛い動物達について描く作品ではなく、過酷な自然界を懸命に生きる動物達を中心に描いた作品であるため、小さい子が観るには映像的に少しキツ
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ライフ いのちをつなぐ物語(2011年製作の映画)

3.5

ネイチャードキュメンタリー映画『アース』や『ディープ・ブルー』などを手掛けたBBCの作品。
チリクワガタの場面が面白かった。
次々にライバルを蹴散らしメスの待つ木の頂上に向かう一匹のオス。ようやく頂上
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

史上最大級のクロスオーバー作品『アベンジャーズ/エンドゲーム 』直後の話。
偉大なるヒーローが去り行き、その魂を受け継いだ若きヒーロー:スパイダーマンが人々のために立ち上がる!!
スパイダーマン(ピー
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インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

4.0

インファナル・アフェア最終章(完結編)。本作も練られた脚本で面白い!
第1作目がヒットしたので続編を製作しました…ではなく、最初から3部作として構想されていただけあり、本作まで観ることですべてが繋がり
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『インファナル・アフェア』の続編にして、前日譚(エピソード0)を描く作品。
前日譚的な作品はやはり面白い!!
前作である程度登場人物について知っているからこそ、前日譚で彼らの過去を知り「かくして彼らは
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.2

CGは凄い!!けれども面白くない…。
監督はディーン・デヴリン。本作『ジオストーム』が初監督作品となる。
ディザスターパニック映画といえばローランド・エメリッヒ監督が有名であるが、そのエメリッヒ監督と
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.6

バットマン誕生について描いた作品。
監督はクリストファー・ノーラン。
この『バットマン ビギンズ』はノーラン監督が描くバットマントリロジーの1作目であり、続編の『ダークナイト』は名作と言われる程評価の
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.4

輝き、そして壊れた一人の男の物語。
本作は不世出の天才と言われたチェスプレイヤー“ボビー・フィッシャー”について描く実話作品である。
監督は『ラストサムライ』で有名なエドワード・ズウィック。そして主演
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S.W.A.T.(2003年製作の映画)

3.6

この『S.W.A.T.』は1970年代にアメリカで製作されたテレビドラマの人気シリーズ『特別狙撃隊S.W.A.T.』のリメイク作品として映画化されたもの。
S.W.A.T.という部隊に焦点を当てた映画
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.4

う~ん、正直…微妙だった。面白くないわけではないが印象には残らないといった感じ。「とくに観る映画ないなぁ、何観ようかなぁ」という時にちょうど良い作品(個人的には)。

物語は超シンプル。
暗殺諜報員の
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

心を掴まれる作品。切ない…。
「老い」や「介護」は誰もが直面する問題であるが、そこに「認知症」というものが加わる中で自分の親とどう向き合っていくか、そして、認知症を患う方にとって世界はどう見えているの
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.2

泣ける!感動!とても良い作品!!
現実の世界は確かに甘くない。この作品の親子のような関係が必ずしも築けるとは限らない。しかしサムの真っ直ぐな心と娘への愛がとにかく素晴らしく、そして美しい。自分にとって
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.5

本作は第39回日本アカデミー賞において役所広司が優秀主演男優賞、本木雅弘が優秀助演男優賞を受賞している(本木雅弘の昭和天皇役はとても良かった)。また作品自体も作品賞を受賞している。映画化されるのは2度>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.2

本作は元潜水艦艦長による原作がベースとなっており、さらに米国防総省・米海軍全面協力という点からもかなりリアリティのある作品である。
1980年代~1990年代にかけて〈潜水艦モノ〉は人気だったが、最新
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

とても良い作品、いや、良過ぎる作品!
タイトルの『グリーンブック』とは、自動車で旅行する黒人が安全に利用できる施設が掲載された冊子のことであり、1967年まで毎年発行されていた。
当時、黒人の旅行には
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.2

良い作品だった!沁みる!!
本作は弁護士と証人の心の交流を描いている。弁護士スノを演じるのはチョン・ウソン。『私の頭の中の消しゴム』という作品で有名である。『ザ・キング』という作品では権力を振りかざす
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.6

心温まる作品。
疲れている時に観ると癒される。
南フランスのプロヴァンスを舞台にしており、その風景は本当に美しい!!

物語はオリーブ農家の祖父が娘との確執が原因で疎遠だった孫たちとひと夏を過ごし、そ
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.6

イギリスのロンドンで路上生活を強いられ、ドラッグ中毒のために人生のどん底であった若者ジェームズ・ボーエン。
彼は2007年に野良猫の〈ボブ〉と出会った。そしてこの出会いをきっかけに、彼は生きる理由を見
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本作、日本では映画館上映されておらず、スペイン映画ということもあり、そこまで知名度は高いわけではない。
しかし韓国が本作をリメイクして『死体が消えた夜』という作品を製作するなど、作品としてはかなり面白
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.6

初版発行まで70年以上の歳月を費やして編纂され、世界最高峰の辞典として知られる〈オックスフォード英語大辞典〉。
分冊で少しずつ出版され、完全版の出版までに70年以上を費やした大著である。この辞典の画期
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