地震はイヤさんの映画レビュー・感想・評価

地震はイヤ

地震はイヤ

天下を取る(1960年製作の映画)

3.7

冒頭、新入りの分際で勝手に社長の椅子に座る裕次郎…
これ、植木等さんだったら笑って成立するのになぁ、と思ってたら長門裕之さんがコメディリリーフで登場、バランス良くなった。

まっ、そもそも真面目に論ず
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夕陽の丘(1964年製作の映画)

2.3

兄貴分の女とデキてる、コートの襟立てヤクザ裕次郎が、女の妹ともねんごろに…
節操ないシーサー顔ナルシスヤクザのお話。

浅丘ルリ子さんが姉妹二役。ドンガバチョのイメージだった名古屋章さんが女を襲うシー
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青年の椅子(1962年製作の映画)

2.7

九州から来たサラリーマン裕次郎が社内の黒い陰謀を暴く痛快作品。
ヒロインは芦川いづみさん。

何か狭い世界の生臭いドロドロ話(まぁ、そこ迄深刻ではない)に辟易。
何故だろう?
勿論、勧善懲悪。恋も仕事
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あした晴れるか(1960年製作の映画)

4.6

色々な芦川いづみさんを見てきたけど、遂に満点がでた。

おでこだして黒のデカメガネのキャリア風味女史。
表情、眉毛の上げ下げ、体の所作など芦川さんの演技の見どころがたくさんの為、90分位の作品だけど、
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堂堂たる人生(1961年製作の映画)

3.9

倒産危機の玩具会社で奮闘する裕次郎、長門裕之。そして入社希望の芦川いづみさん。

今回は面白かった。
寿司屋の親方をやらせたら日本一の桂小金治師匠と眼鏡の長門裕之さんが潤滑油となり作品に潤いを与えてい
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喧嘩太郎(1960年製作の映画)

3.1

見どころは芦川いづみさんの可愛らしさ。東野英治郎さんの熱演。そこだけ。

今回の芦川いづみさんは婦人警官。
ちょこんとのせた帽子の可愛いこと。
ナース、教師、婦人警官、結局何やっても可愛い。

そして
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街から街へつむじ風(1961年製作の映画)

2.5

裕次郎さんは独帰りの医者。
いつもの勧善懲悪、安心して観れる。
でも、つまらないな。悪役もパッとしないし。

芦川いづみさんはナース、ありがとうございます。助監督は西村昭五郎なので彼の監督で芦川さん主
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黒水仙(1946年製作の映画)

4.4

作業着やナース、そしてシスター
美人は質素な服装で、より美人に映える。

作品のテーマは分からなかったけど、映像は美しく、デボラさんは更に美しく感銘を受けた。背景の美術もプロの仕事。

話の細部では描
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波止場の賭博師(1963年製作の映画)

2.7

ハーレムノクターンかな?
けだるい名曲で雰囲気つくりは分かるけど、再三かかるとウンザリする、ありがたみも無い。

むかし、惚れあった女(今は他の男のもの、でも今も好き♥)の為に、自分の全てをなげうち…
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命しらずのあいつ(1967年製作の映画)

3.4

平和な作品ばかり観てたので、久しぶりに小林旭さんを観たら面白かった。
今回はひとひねり、聴力をプラスしての工夫がみられた。
ヒロインふたりは存じ上げない方々で、華は感じないけど無難にこなしていた。
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喜劇 ニューヨーク帰りの田舎ッペ(1967年製作の映画)

3.5

ベタベタな喜劇。
それを承知で観たから愉しかった。全く笑わないけど。承知て観ないと駄目。

キャストもよい。特に財津一郎さんが元気にキビシーしてるとこちらも嬉しくなる。松原智恵子さんはヒロインではなく
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美しい暦(1963年製作の映画)

3.0

観ていてこっ恥ずかしいけど、これが普通に制作されてたって事は健全な時代だったってことか。

小百合といづみの自転車二人乗りや会話シーンは観てよかったと思うけど、それ以外は。
ふたりの実年齢と役柄は丁度
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あすの花嫁(1962年製作の映画)

3.1

まあ確かに女学生の中にいる吉永小百合氏は綺麗ですわ。すぐ目につく。

婆、母、小百合の一家。近所に互いに憎からずの浜田光夫さん。
女学校に行く小百合さん。母の昔の恋人宇野重吉先生登場して焼けぼっクリに
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あじさいの歌(1960年製作の映画)

2.6

脚本が大雑把過ぎる。
東野英治郎さんの裕次郎に対する雪解け豹変早過ぎ。裕次郎は色々と図々しいしw

中盤、母親絡みになってからキャラの行動にも違和感。
大阪に行く娘へ父親の反対描写も無いし、東京で偶然
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いのちの朝(1961年製作の映画)

4.1

芦川いづみさんの良さを分かってなかったなー、ジャケ写も素晴らしい。

つい吉永小百合、有馬稲子や和泉雅子さんとかに目がいってたけど、男が結婚するならこの方だとようやく気がついた。
女優は性格が男だけど
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銀座化粧(1951年製作の映画)

3.8

人生色々とありますよ。
束の間、幸せな夢を見てもいいじゃない。
さっ、夢からさめたら子供の為に今日も元気に働こう。可愛い妹ぶんも私の代わりに幸せになりそうだし。

そこまで重くならず、時には面白くもあ
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簪(かんざし)(1941年製作の映画)

4.1

宿の温泉で簪を踏み怪我をした青年(笠智衆さん)とお詫びに来た女性(田中絹代さん)との出逢い、同宿の人達との交流をユーモラスに。白黒映画。

今だったらお詫びに来る様な女はいないから成立しないお話だけど
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有りがたうさん(1936年製作の映画)

3.9

細い山道や田舎道、道を譲ってくれる人達に「ありがとぉー」と声をかける事から、(ありがとう)さんと呼ばれ、親しまれるバス運転手の上原モテ男謙。

バスに乗り合わせた人達、途中行き合う人達、悩み出逢い別れ
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按摩と女(1938年製作の映画)

4.4

ひなびた温泉場へふたりの按摩さんが山道を歩く。ふたりの軽妙な会話。追い抜くトテ馬車には高峰三枝子、佐分利信さんなど都会のお客さん。
温泉場での数日間を描く、白黒映画。

良かった。ユーモラスな描写をは
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都会の横顔(1953年製作の映画)

2.6

銀座で迷子を拾った靴磨きの有馬稲子さん。顔見知りのサンドイッチマン池部良さんが迷子を連れて仕事がてら銀ブラ。
そこから派生するストーリー。白黒映画

コメディぽいけど弾まない。芯も無い。
迷子も登場シ
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自由学校(1951年製作の映画)

3.6

和製英語「ゴールデンウィーク」がこの作品の上映きっかけとは…驚いた。

笠智衆さんが女を襲うシーンが珍しかった。息子さんによると実は下ネタも言ったそうで、エピソードもなかなかなストレート。でも笠さんだ
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多羅尾伴内シリーズ 片目の魔王(1953年製作の映画)

3.3

片岡千恵蔵さんの千恵蔵さんにしか見えない変身ぷりが愉しい。そこが醍醐味。
白黒映画。
宝石をめぐる話。
それにしても…るりちゃんの大雑把な縄姿には笑ってしまった。

嫁ぐ日まで(1940年製作の映画)

3.6

家の塀はブロックより垣根がやっぱり趣きがある。あと、お膳が小さいw

沢村貞子さんと杉村春子さんの若いふたりの会話シーンが何か新鮮。
原節子さんは声が若いなーと思ったら20歳。そう言えばあどけなさが少
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

2.1

面白くなる映画なのに退屈した。
30分位だらだら人物紹介。早く熊ちゃん出してよ🐻

とぼけた味わいとグロさのミックスは良いけど、テンポ悪過ぎ。
(´(ェ)`)
これをフルで観るくらいなら救急車シーンの
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時空の旅人(1986年製作の映画)

3.8

現代の若者達がタイムトラベルに巻き込まれ、過去の日本を駆け巡る。戦争、戦国、出逢いと別れ。

途中、俳句がスクリーンにでーんと映されてオシャレ感演出か〜?と思ったら、角川春樹氏作との事。う〜ん…
キャ
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I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE(2015年製作の映画)

3.2

何をやっても駄目なチャーリー。可愛い女の子が越してきてドキドキ…

変な変更点が無くて安心した。大人の声もゴン太くんだし、いつものメンバーだし。チャーリーのタンスの中や、マーシーの眼鏡外した顔は初めて
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惑星大怪獣ネガドン(2005年製作の映画)

2.9

意欲的な作品として好ましい。
主人公は応援したくない薄汚い見た目と陰気さ。

細部は凝ってるくせに、何故かドリルが万能でしらけた。お手軽過ぎる。そこはひと工夫欲しかった。才能が有るのか無いのか分からな
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坊ちゃん(1980年製作の映画)

3.4

モンキーパンチ氏のキャラに銭形警部、ルパンの声が出てくると、少なからずルパン三世を連想してしまう。山嵐はもろに銭形警部って感じ。キャラや絵は懐かしい雰囲気。
作品自体は無難に平凡。
子供には少しは面白
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.1

もう、笑っちゃうくらい不死身の男VSドイツ軍部隊。

小気味よい。
疲れ荒みきった小汚いドイツ軍の様子も、殺し合いの舞台となる風景も新鮮でした。
フィンランドの作品らしい。
殺し合いの原因も国の為とか
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嗚呼!! 花の応援団 男涙の親衛隊(1977年製作の映画)

3.0

押忍! 
応援団ちゅうのは1年生はゴミ、2年奴隷、3年人間、4年は神様、つまり宝塚歌劇団です、押忍!

今回は宮下順子、泉じゅん、絵沢萌子さんら、にっかつ姉御衆もチョイと華をそえてるであります。
話は
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オーロラ殺人事件(1979年製作の映画)

3.2

「ゴーグル、マスク、フサフサ服着て誰なのか顔が分かんない!」って言ってた記憶。おすぎさんだったかな?
まぁ確かに分かりにくい。

マクリーンさんは人気あったから次々映画化されたけど面白いのは少ない気も
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チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)

3.5

チャッキーの狂気病錬のラストの女性とようやく繋がった。そゆことか。

そしてジェニーアガターさんの名前にびっくり。あの美しきアメリカンのアガターさん?本物?何故にこの程度の作品に?どうしたの。

スト
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ピラニア(1978年製作の映画)

3.3

あれ?!おっぱい版ピラニア?
と、思ったくらい鮮明な画質で驚き。
Pが日本人女優と後日読んだ記憶あり。

監督はダンテだし低予算でもそれなりには仕上がってる。テンタクルズとは雲泥の差。グリズリーのチョ
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ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

4.4

素晴らしくイカれてる世界。
各キャラクター達の細かい動き、表情など絵も素敵。チャージマン研とは少しレベルが違う。キチガイパーティも絶品。

これを観た後に発熱して寝たらどんな悪夢をみるのだろうか。ただ
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シンデレラ(1950年製作の映画)

3.6

精神を浄化する為に観ました。
ビビディバビディブー!👼

ところが継母たちのイジメが団鬼六先生並にひどくて心が荒みました…
ビビデ堕靡泥ブー!👹

でも、健気なシンデレラは暗黒面に堕ちません。M体質な
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パラミドロ(2021年製作の映画)

3.7

「ゴケミドロ」に題名が似てるので、ソレ的な映画かと思ったら…ソレだったw
でもそこはスペイン。お国柄風味があって興味深い。

オジさん運転手と乗客女3人を乗せたバンが遭遇する恐怖の出来事。
このオジさ
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