美少女戦士セーラームーンセーラースターズの10の情報・感想・評価

エピソード10
第176話
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鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

美少女戦士セーラームーン セーラースターズ 第10話 ファイターの正体!衝撃の超変身 パワーダウンして始まったスターズだけど、スターライツ編も7話とか10話は面白かったな。作画とか光の演出といった絵がいいのもあるけど、全体としてはキャラクターの関係を再編成したのが大きい。 スターライツ登場と入れ替わりで衛とちびうさが退場したのは意外だったけど、そのおかげで話の流れがスムーズになった。基本的にうさぎとちびうさの掛け合いだけで話を回せてしまうし、衛がいればうさぎの人間関係は広がらない。結果、SSでムーン以外のセーラー戦士は影が薄くなった。 衛とちびうさがいなくなった代わりにスターズでは新戦士の謎で話を進め、10話以降のようにスターライツ個別の掘り下げでエピソードを構成。アイドルの取り合いでうさぎたちの会話も増えるし、新キャラとの絡みで人間関係も広がる。SSのマンネリ感が消え、けっこう面白い。 スターライツは男装しているのかと思ってたけど、変身時に明らかに肉体が変化して、変身後は女言葉になっているので、性別も含めて変わっている?とすると地球人ではなさそうなので、太陽系外のセーラー戦士なのかな。敵も味方もすべてセーラー戦士というのはインフレの極みな感じで、最終章らしいね。 女言葉とかの記号的な表現って重要な演出で、単純化することで的確に変化が伝わる。ここが分からないとスターライツがボヤけてしまう。説明台詞でクドクド語るのも野暮ったいし流れが止まってしまうので、こういう形で性別が変化しているのを伝えるのは必要なことだろうな、と。 パワーダウンとはいっても、確かに絵の荒れた回は多いとはいえ、下笠美穂の回は非常に絵が美しい。清潔感のある絵。SSから何度か作監として目にする名前だけど、キリッとした絵は伊藤郁子のテイストに近い気がする。もう少し全体の作画が安定すれば、スターズも結構面白いのでは?今後の展開が楽しみ。
えり

えり

ファイターの正体! 衝撃の超変身