鈴木パンナコッタさんの映画レビュー・感想・評価

鈴木パンナコッタ

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KING OF PRISM PRIDE the HERO(2017年製作の映画)

3.1

思うに、キンプリの面白さは抽象化されたストーリーとキャラクターの対比にあるのではないか。

前作に引き続き、短い尺で多数のキャラクターを出すためにストーリーは大胆に省略。言い換えれば、ストーリーが極め
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KING OF PRISM by PrettyRhythm(2016年製作の映画)

3.1

一見するとムチャクチャやってるように見えて、その実テクニカルで面白かった。具体的には、
①新規層への厚いサポート
②SNSでの口コミやリピーターを意識した作り
③応援に特化した演出
の3点。

①の新
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暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー(2022年製作の映画)

3.0

よくぞここまでトンチキな映画を作ったなぁ…。キャラも世界観も説明がなく「ドンブラってこんなノリですよ」といった感じで、意外なことに内容的には新規向け?いやでもこれからドンブラに入るのはキツイかなぁ。謎>>続きを読む

ゴーゴー 仮面ライダー(1971年製作の映画)

3.2

てっきり新作だと思いこんでいたけど、13話そのまんまなのね。無理やり上下をトリミングしているので、顔が見切れて妙なことに……。しかし改めて見ると、大量の怪人にライダーの敗北と新必殺技と、映画向きの豪華>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.0

ビビッドなカラーはユニークだけど、それ以外はよくある君の名はフォロワーな印象。SNSでのつながりやレコードの扱いがわからないなど世代を意識しているのは伝わるけど、なんか段取り臭いというかわざとらしいと>>続きを読む

仮面ライダー スペクター×ブレイズ(2021年製作の映画)

2.8

話はゴーストのVシネマの続編で、セイバー側に「現行ライダーだからコラボしました」以上の存在意義はなし。まあ、あまり多くを求めるのもアレだけど、もうちょいこう…フリが欲しいよなぁ。

仮面ライダー セイバー×ゴースト(2021年製作の映画)

2.8

話はゴーストのVシネマの続編で、セイバー側に「現行ライダーだからコラボしました」以上の存在意義はなし。まあ、あまり多くを求めるのもアレだけど、もうちょいこう…フリが欲しいよなぁ。

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

3.9

邪悪な日本人の横暴に、鋼の拳が唸りを上げる!滅びの美学を貫く傑作よ。
師匠の墓前で恋人と背中合わせに愛を語らう場面が素晴らしくて、破滅に向かう中でほんのひと時だけ幸せな未来を見て、わずかに微笑む姿が切
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黒い家(1999年製作の映画)

3.3

前半のサブリミナル的なカットを入れてくる映像は怖かったな。ふとした拍子に不安定なアングルになったり、不気味なライティングだったり、じわじわ恐怖を煽られる。
ただ後半は演出過剰で何をしてるのかよくわから
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.7

恐ろしい侵略者を、デカい銃と、デカい車と、知恵と勇気で打ち倒す!これぞアメリカンスピリットだ!いや、非常に良いモンスターパニックだよ。
序盤は「何かがいるぞ!」という恐怖をホラーチックに見せて、じわじ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

前作のラストから始まるので、序盤からテンションが高い。なのに話が進むに従って益々面白くなるという。シリーズを重ねるごとに戦う相手の規模が大きくなる追い詰められ感に加えて、今度は忍者と犬アクションが加わ>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.9

1作目の面白かった要素を再現しつつ、展開を大きく変えてきた点は独特だけど、前半と後半の舞台が徒歩圏内なの!?とか、心臓移植の描写が雑だったり、粗が目立つ印象。アクションでおじいちゃんの目が見えない設定>>続きを読む

仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)

3.4

大量の怪人軍団やバイクでの戦闘など、派手なアクションの連続でスゴい迫力。ダブルライダーの並走から始まる協力関係が実に燃える。怪人たちの波状攻撃をライダーの連携で打ち破るアツい展開。映画らしい広い絵と合>>続きを読む

仮面ライダー対じごく大使(1972年製作の映画)

3.5

驚くほど面白かった。テレビでは見れないような派手なアクションの連続。ヘリは想定内、バイク部隊に怪人がいるのは豪華でいいなーと思ったら騎兵隊が出てきてやられた。馬に引きずられるライダーの関節が変な方向に>>続きを読む

機動刑事ジバン 大爆発!!恐怖の怪物工場(1989年製作の映画)

3.2

ストップモーションアニメと操演でグネグネ動くモンスターが最高。ぐちょぐちょのデザインとしぶとさが実に気持ち悪くて、メカニカルなジバンとの対比が強調されてカッコいい。まゆみちゃんにも触れ、TV本編との整>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

2.9

マトモな青春映画を期待して見たらマトモじゃない電波映画だった。ただ、内容自体は普通の恋愛モノで、インパクトの強い場面をつなげただけという印象。

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.4

預金封鎖を強行する政府に立ち向かうカイジ!いやはや、ここまでやっちゃうんだ…。老人の兵藤が画面に映さず、福士蒼汰をラスボスにする思い切りの良さたるや。天秤による緊迫感とこれ見よがしに活躍するドローン等>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.9

なんというか、これを見て初めてSEEDを理解できた気がする。SEEDって戦争アニメじゃなくてロボットアニメだったんだな。
SEEDはこれまで「コーディネーターがいるせいで」「ナチュラルが分からないから
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カイジ2 人生奪回ゲーム(2011年製作の映画)

3.3

前作との整合性を取るためにオリジナルの改変を足して、それでもそれなりにまとまっているのが面白い。スチームバンクっぽいデザインの裏カジノもカッコいいし、藤原竜也演じるカイジのアホっぽさもいい塩梅で可愛い>>続きを読む

カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.5

意外と面白い。原作のストーリーからかなり改変されているけど、限定じゃんけんがEカードに繋がったり、ビールをねじ込みたい(見せたいシーンを優先する)など、2時間に収めるためのダイジェスト以上の意図が感じ>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.1

あまり期待していたなかったけど、驚くほど面白かった。MCUの中でも上位の面白さ。
まずアクションがスゴい。キレキレのカンフーとVFXの組み合わせが最高で、今までの謎ビーム銃撃戦が主だったMCUから雰囲
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.3

金や暴力で人は動かせても、人の心までは動かせない。でも、願いは人の心を動かすことができる。マフィアのボス・カーチスが、自分の金を使い込んだ2人の「海を見に行きたい」という願いを聞いて見逃したように。海>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.7

懐かしい雰囲気の規模の大きいセットと、断片的な情報がバチッとハマるストーリーの面白さ。人類絶滅に向かう大状況を変えられず、個人の人生がループして完結するキレイなオチ。
タイムループものは当たり率が高い
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.0

ハイクオリティ学芸会。映画好きの高校生が作ったのなら「おっすごいじゃん!がんばったね!」と褒めるレベル。

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.6

結構面白かった。ウイルスのように変異しながら日本中に感染していく呪いというのがなかなか怖い。先祖代々その土地に住む人の減った現代で過去の記録を辿っていくミステリー展開は引き込まれるし、過去に遡るにつれ>>続きを読む

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.8

およそ20年ぶりに見たけど、記憶に残っているシーン多数。絵的なコダワリの強い映画。狭いセットは火星の窮屈な雰囲気にマッチしているし、ガジェット類のレトロフューチャー感もクール。デジタル技術の発達以前に>>続きを読む

宇宙刑事シャイダー 追跡!しぎしぎ誘拐団(1984年製作の映画)

3.3

実にフーマらしい不思議な子供を誘拐する手口と、誘拐した子供を各惑星の指導者にしてフーマの領地を広げる理にかなった作戦のギャップが魅力。不思議獣のボリュームあるデザインは魅力的だし、波しぶきを背に立つ海>>続きを読む

CUBE2(2002年製作の映画)

2.4

安っぽいCGとトンデモ理論で、前作とはまったく別物に。雰囲気は面白そうなのに、ギミックの法則が異次元すぎて、前作のシステマチックに殺人が遂行される恐怖感が皆無。

飛び出す立体映画 イナズマン(1974年製作の映画)

3.2

渡五郎が3Dメガネをかける場面を教えてくれる。親切!
TV終盤の旧組織の崩壊から新組織が台頭する展開を新規映像化というのは面白く、豪華な映像で盛り上がる。ウデスパーに相当するミサイルデスパーも、ミリタ
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特捜ロボ ジャンパーソン(1993年製作の映画)

3.2

ネオギルドがコミカルだったり、ジャンパーソンがジャンパーを着てたり、初期のノリが懐かしい。JPの全武装をフル活用した激しいバトルで見応えがあって楽しい。

超人機メタルダー(1987年製作の映画)

3.3

帝王ネロスの後継者争いに際して、ネロスの身を案じるヨロイ軍団、各々の戦闘力を強化する戦闘ロボット軍団、早いもの勝ちなモンスター軍団、連携を強化する機甲軍団と、各軍団の特色が別れているのが面白い。対する>>続きを読む

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

3.6

遺伝と環境の影響を調べる多胎児を使った実験は好きな題材だし内容も面白いけど、意図的に悪者を作って印象を誘導するようなラストのまとめ方がやや強引。それでも、偶然再会した三つ子が実は実験台だと明かされてい>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.1

ぬるいなー。底辺コンビの活躍にしたいのか、凶悪犯の闇に迫りたいのか、ふわふわした感じ。ヴェノムの料理は90年代っぽいノリで良かったけど、バトルもいつものCGアニメだし、特に見どころはなし。

モービウス(2022年製作の映画)

3.0

ありふれた視覚効果、紋切型のバトル、説明的なストーリー、どれも普通。つまらないとは言わないけど、まるで面白くない。「自分より10倍も大きな獲物を仕留める吸血コウモリってなんだよ」みたいなツッコミを入れ>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

3.3

ドキュメンタリーとしてはヌルいけど、エンタメとしてはまあまあ面白い。消費者に訴求するテクニックは感心することばかりで楽しい。

血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)

2.4

自主制作コマ撮り映画ってシュール系になりがちな気が。コマ撮り映像もなんか雑な気がするし、イマイチだったなぁ。

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