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ゴールデンカムイ 第4期のMKのネタバレレビュー・内容・結末

ゴールデンカムイ 第4期(2022年製作のアニメ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

シュールな笑いと狂気じみた演出は4期になっても健在だか、これだけ続いても金カムは脚本や構成の軸が一切ぶれない。そして今期から制作会社が変わったが、むしろ脚本構成が上手なブレインズベースとの親和性が高かったように思う。
大切な人を守る為に闘うことを決意するアシㇼパや谷垣の姿と対比して、鶴見中尉への「愛」のために戦う第七師団サイドの鯉登少尉・宇佐美上等兵の回想が描かれており、お互いに信頼し大切に思い合う前者と一方的で相互理解のない後者の対比構造の脚本が見事だった。
また、そこから一歩進み顛末を見届けようとする(理解しようとする)鯉登少尉の成長と、憧れを抱いたままで理解しているつもりの宇佐美上等兵の狂気を対比した脚本も光っていた。
毎度の如く、シリアスな展開や場面でも必ずギャグで締めるのは抜群のセンスである。
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