このレビューはネタバレを含みます
シーズン1に続けてそのまま鑑賞。もはやモーキャプにしか見えない自然さだなぁと感心していたけど、エンドロール見てたらモーキャプの文字があり、どこからどこまでがそうなんだろうかと気になった。
2では、裏社会に生きる覚悟を決めたルイと、表社会で自らの牙で弱者を守ろうと決めたレゴシの、二人の生きざまを中心に話が進んだ。恋愛要素が薄くなって、やや話の色味が弱くなり野郎臭くなった分、格闘シーンも増えてアクション的な見応えは増えた。個人的には1のドラマ性の方が学園感が強くて好きだったけど。
ラストは衝撃。アニメのテーマに対してアンサーを明確に出すのは、ひとえに監督の好みかなぁと受け止めた。
敬意を持って食べられたら、捕食される側は嬉しいのか、そんなはずはない。どうせ食べられるなら『せめて』敬意をもって食われたい、痛め付けられたくない、命の尊厳を保たれたい、というなら分かるが、生きれるに越したことはない。
敬意を持てば食べていいのか、そんな一方的なきれいな答えはどうもしっくり来ない。
アニメの終わりに向けて、答えを用意した、と感じられる軽さがあった。
というか、答えがない問いへのチャレンジだったと思う。むしろ、そこに自分なりの答えを導きだした本作の姿勢は評価されるべきか。
