ニドネ

進撃の巨人 Season3のニドネのネタバレレビュー・内容・結末

進撃の巨人 Season3(2018年製作のアニメ)
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このレビューはネタバレを含みます

2期を観てから3年近く経ってるけど、原作完結が話題になってたこともあって何となく見始めたらとんでもなかった

展開が面白いだけじゃなくて、極限状況にある人間の生々しい葛藤、醜さ、絶望、全部が手に取るように分かって観ているこちらも苦しかった
後半の絶望感と悲壮さは凄まじくて、もうやめてくれと思いながら観ていた
単なる悲劇に留まらずに普遍的な問いを投げかけるようなストーリーだからこそ、こんなにも重苦しい余韻が心に残ってる

1、2期ではとにかく強くて冷徹な印象だったリヴァイが、今期は主人公なんじゃないかと思うくらい色んな表情を見せていて一気に好きなキャラになった
合理的に考えれば答えは決まりきってるのに、彼を解放するためにあの決断をしたリヴァイの人間らしさよ....
これからきっと選ばなかった道を思って後悔する時もあるんだろう それでも色々なものを背負いながら進んで辿り着く終点を見届けたい

地下室到達から一気に世界が広がって、今までの巨人vs人類の単純な構図が崩れた
あまりにも多くの命を代償に辿り着いた、思い焦がれた美しい海の向こうにあるのは残酷な真実
かつて壁の外に夢を見て復讐に心を燃やしていた熱い少年はもういなくて、今やグリシャの記憶に支配されてしまいそうなエレンの姿が見ていて辛い

早いところ4期のFinal Season Part1も観て今年放送のPart2に追いつきたいけど、視聴にかなりエネルギーを消費しそうだ....
ニドネ

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