「これ以上何もいらなかったんだよ」
小学生の頃に出会った作品がついに完結を迎えた。
まず、関わったすべての人ありがとう。MAPPAのオーケストラの音楽に合わせて戦闘が繰り広げられていく演出は実に圧巻だった。
制作陣の熱のこもった作画も、声優達の魂揺さぶる演技も、とんでもないスケールの話を書き上げた諫山創先生とその編集者達に感謝。確実にマイベスト3に入る最高傑作。
┈┈┈┈┈ネタバレ┈┈┈┈┈
エレンはまさに自由の奴隷であり、許されざる者。そんなエレンの死後も10年想い続けたミカサの愛と、共に罪を背負う覚悟をしたアルミンの友情、エレンの苦しみを少しでも理解してくれたかつての仲間達…と実に恵まれてんだよな。
とにかく調査兵団のみんなが心臓を捧げて繋いだ先の未来を中心に描かれた最終回が胸熱だった。EDでは歴史は繰り返すという様を見せつけられ、もはやこのテーマはフィクションではないスケールのものだと思った。
1番やられたのは兵士として尽力したライナーにかけた母親のラストのセリフ。(冒頭に記載)
