一話視聴。評価が高いのも納得の素晴らしい映像芸術。
父を平家に殺された琵琶法師の娘という立ち位置が主人公としてとても良いと思った。
現代的な創作の入れ方が効果的で、過去がみえる者と未来がみえる者の出会いと対比に期待感がわいてくる。
このあたりはSF的なエンタメでもある。
あと垣間見えてしまった平徳子さんの未来キツすぎる…。
滅亡の定めに向かっていく物語を心して見届けなければ。
自分がいわゆる日本の古典に積極的に触れてこなかったのは、価値観の異なる当時の人々の心情を真に理解できないのではという畏れがあるからだと思う。
しかし、時を経て変わらない人間の本質が高い芸術性で描かれているからこそ普遍的な古典たりえているという当たり前のことに気づかされる。
さまざまな工夫で敷居を下げてくれている本作品をきっかけに古典の世界にも触れていこう、そんな思いにさせられた。
