※原作既読
原作の持つシリアスとコメディの2面性を描ききったアニメ。
制作はWIT STUDIOとCloverWorksの共同体制。総作監の担当回を制作会社ごとに分けていないこともあってか、制作会社によるギャップはあまりなく一貫性のある完成画面に。
また、生活感のある日常芝居に躍動感あるアクション、マンガ的な表現を映像に落とし込んだギャグと場面に応じた映像になっていた印象。
決めのシーンでの3Dレイアウトを活用した回り込むカメラワークも面白かった。
OPEDもレーベルの枠を越えた豪華アーティスト陣に、普段は監督を務めるようなスタッフがディレクションしたもので人気原作のアニメで注力されていることを感じさせる。
物語としては、脇道に逸れるような番外編などもカットなし。既に第2期と劇場版の制作も決定しているが、中長期的なプロジェクトになるとのことで、原作エピソードは一通りアニメ化されるのかもしれない。
お気に入り話数:5、12、23
原作の良さを損ねず丁寧に作られたアニメ。