『その橋を渡るとき』
まずは、世界に先駆け鑑賞の機会を与えてくださったFilmarksとNETFLIXに感謝！ というわけで、オンライン試写会にて全４話の内第１話と第２話を先行鑑賞させていただきました。
子供の頃から妖怪が好きなボクには好みの世界観！まさにそんな妖怪たちが住む山で自由奔放に生きるおてんば娘“おなり”が主人公の物語。妖怪の仲間達と山の学校に通うおなりですが、伝説で語り継がれる英雄に憧れ次なる英雄になるべく毎日稽古に励んでいます。しかし、父である“なりどん”は毎日山で自由にのんびり過ごすだけ。何も教えてくれない父に業を煮やすおなり。そんな中、太古から山の神々が恐れてきた“ONI”の脅威が迫っていて...
アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート「ダム・キーパー」の堤大介監督待望の新作！温かみのある質感のキャラ達が繰り広げる物語は、まるでストップモーションアニメの様でいて実はフルCG！その“風(ふう)”である事で好みが分かれる気もしますが、このあえての差別化による映像は一見の価値あり！後半２話はもちろんまだ観れていないわけですが、前半２話のミステリー要素は充分なフックとなっていると思います。また、１話毎に明かされる驚きの事実も後半への期待としてとても効いていると感じました！
キャラクターの造形は本当に可愛らしく微笑ましいもの。しかし、子供向けと片付ける事の出来ない面白さが確かにある！４話構成である事を念頭に置いて練られた物語として、１エピソード毎の展開がしっかり考えられていると思いました。今週末、試写を観た多くの方が３話４話を喜び勇んで観る事でしょう！もちろんボクもその内のひとりです！
意を決し進みゆくおなり。
果たしてその先にあったものとは？
答えはぜひ、その目でお確かめください！
