このレビューはネタバレを含みます
・壇ノ浦さんがかわいくて、ツッコミが面白い。
・「タヒね」って言って本当に敵がタヒんでいく時、厨二病感が強すぎて面白い。中学生が妄想してることが実現してるなあ、と。
・普通にストーリーが面白いかも
この3点が、アニメを観させてたかもしれない。
ほとんどのキャラクターが、愛せるキャラになってない。
最初に壇ノ浦さんを拉致しようとした男は、魔族の森から逃げてまた物語に復帰してくるけど、壇ノ浦さんの件があったせいで愛せない。リアルに気持ち悪い男として見てしまう。
主人公は幼い頃に集団殺戮してるし(それは地下に孤独に閉じ込められていた時に出来た、初めての信頼できる人を探すためっていうどうにも責めきれない理由はあるけど)、ある街で「主人公を拉致しないとゾンビで襲うぞ」みたいな脅迫を受けて主人公を襲った一般市民を平然と殺したし(殺さないと殺されるだろ、という理由であり、それは罪のない一般市民を殺してもいい理由にはなり得てない気がする)。以上が嫌いになる理由で、好きになる理由は個人的にはない。で、僕は主人公を愛せない。
他にもあんまり魅力的なキャラが個人的にはいなかった。壇ノ浦さんは嫌いになるところが見つからなくて、好きになる理由はたくさんあった。
あーあと、壇ノ浦さんのセリフでかっこいいなと思ったのは、「主人公が私を守るために殺したことに関しては自分が殺したも同然だと認識してるよ」みたいなセリフ。なんでだろう。うおー!ってなった。主人公も赤面してたし、なにかしらがあるんだろうな。
賢者シオンが「ヨウイチ...」ってヨウイチことを想いながらマナに殺されるシーンは、意外にもシオンに同情した。シオンがむかついたからという理由で引率の先生とバスドライバーを殺したにもかかわらず。
終わり方的に2期があってもおかしくない終わり方で、楽しみ