tabi

キャロルの終末のtabiのレビュー・感想・評価

キャロルの終末(2023年製作のアニメ)
4.0
地球滅亡のカウントダウンの中でも失われない人間性や、不意に触れる感情の連鎖に心が蕩く。
足元に落ちているものをひとつひとつ拾って抱きしめるような感覚だった。
この社会では何かを見失いがちだからこそ、いくつもの小さな共同体が緩やかに人を支える。思わずwe all lost stars〜なんて口ずさむ。

キャロルへ最初に持った印象が徐々に変わってくのは、当たり前な事なのに不思議な感覚。
それでも最終話でもまだ数ヶ月残ってるんだよなぁ。
毎話思わぬ感動をもらいながらも、日に日に大きくなる惑星が甘い子守歌のようで羨ましいと感じちゃう。
tabi

tabi