先生

京騒戯画の先生のネタバレレビュー・内容・結末

京騒戯画(2013年製作のアニメ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かったし、泣いた。昔放映した時も見て、今回また見た。設定をいくつか忘れていて新鮮に見られて楽しかった。

薬師丸を拾ってくるシーンは瀕死のところを拾ってきたのだと思ってたけど、死体を拾ってきたのだとわかった。「こどもが好きだろう」って言って拾ってくるのも、ドン引くけど、死体を拾ってきたからさらにドン引いていたんだろうな。
なぜ稲荷は薬師丸を拾ったのか?
両親が死んで後追い自殺した薬師丸。両親を慕う姿を好ましいと感じたのかな。死ぬほど両親を愛していたのなら、自分のことも愛してくれるかもしれないとか。あるいは、自殺を選ぶ薬師丸を自分のようだと感じたから?とか。
捨てた命なら拾っても良いよね精神かもしれない。

宮司と稲荷が兄弟であることや、稲荷が神の息子だというのも忘れていた。鳥獣戯画の兎や猿達が神というのも。
伏見の正体も忘れていたな。

八瀬が鬼なのは八瀬童子で棺を担ぐ人達を指すというのを最近知った。地獄だから鬼がいるというのも面白い。
鞍馬といえば天狗だけど、天狗っぽさより仏っぽさが濃かったな。研究者が天狗ってことなんだろうか。

最終回の写真で彼女さんが結婚式をしていたけど、相手は明恵ではない?うっすら顎髭みたいなのが見えたけど。もしかし、兎の被り物をしていた人とか?あの人の正体わかんなかったな。兎だから神とか?いや、うーん、よくわからない。

明恵が死にたがっているのも忘れてたな。なんとなくでしか覚えていなかった。
日常回が多かったような印象だったけど、それは2、3話くらいで、あとは一家の説明ばかりだった。
映像も音楽も良い。刺さる人は刺さると思うし、まあまあ刺さった。
謎の散らばり具合はエヴァっぽさを感じる。
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