※原作未読
頭脳戦を経て、恋愛モノとして一つの区切りをウルトラロマンティックに迎える第3期。
これまで同様、多種多様なジャンルのパロディによるコメディ要素で思わず笑ってしまう。
と同時に、制作側の引き出しの多さと実現性の高さに驚かされる。
全ての元ネタが分かった視聴者は果たしているのだろうか。
作画やCGに限らず、あらゆる手法で映し出されるその映像は、アニメでありながらアニメでない。独特の映像作品。
恋愛要素においても、大切な過程が過去から今へと至るまで描かれており説得力があった。
また、進路や主役の2人以外の恋愛模様などにも焦点が当てられていて、未来に向けて動きのあるストーリーとなっている。
EDでは第1期以来に大野氏がカムバック。当時のEDとストーリーで繋がりを持たせつつ、Sonny Boyなど手掛けてきた外部スタッフによって作画面でも見応えのある映像となっていた。また、第5話限りの特殊EDでは、海外の若手アニメーターVercreek氏がディレクション。話題性が尽きない。本編の自由度が高いからこそ、OPEDも制約に縛られず表現できる。
お気に入り話数:5、10、12
第4期の制作も実質決まった本作。早くこの先を目にしたい。