コザカナカルシウム

夫婦生活のコザカナカルシウムのレビュー・感想・評価

夫婦生活(1985年製作のドラマ)
3.7
破局寸前の俳優夫婦がメロドラマで愛を演じることになる。プロデューサーや役者仲間と飲んで吹かして喧嘩して夫婦をやり直す決意をする話。

本筋の夫婦仲をどうやって修復するかに、一つのテレビドラマがどうやって作られていくのかが絡んでいる。

ドラマの責任者は私よ!と豪語する男嫌いのプロデューサー、拳銃オタクの役者、意外とケチい脚本家などキャラクターが立っている。

何もない男女が一つ屋根の下に暮らして恋愛になっていく最近のドラマに対し、仲の悪い夫婦が家庭内別居して修復する話でリアリティーがあるし放送当初としては斬新だったのではないかと思う。

夫婦の仲を修復する決定打は、少年達の強盗で結構激しいドラマだった。

桃井かおりさん目当てで観たものの、それ以上にドラマにはまった。脚本の田向正健さんって木下組なんだね。