とむ

幽☆遊☆白書のとむのレビュー・感想・評価

幽☆遊☆白書(2023年製作のドラマ)
3.9
予想以上に良くてびっくりした!

まず幽助がトラックに轢かれるシーンの轢かれ方でこれはいいドラマになると思わされた。
観る前までは、どうせ轢かれる時スローモーションになって顔のアップで場面が飛ぶんだろうな〜、と舐め腐った態度で観ていたのだが、
実際のシーンは、トラックに轢かれた後タイヤに巻き込まれながらトラックの下敷きになり放り出される、というのを引きの映像でドライに見せられる。
そこで私自身のこのドラマを観る態度がガラッと変わりました。

あと、アクションもバリエーションがあってすごく良い。
剛鬼とのバトルも体格差を活かしたアクションコーディネートで、体格で負ける幽助は手数と運動量で対抗するあたりが素晴らしい!

また予告でも流れてたシーンだが、幻海師範のもとで特大霊丸を撃つ幽助の撃ち方がいい。
パワーはデカいが、そのパワーのデカさに体が慣れてないため、必死に体のバランスを保ちながら撃つ感じ(いいたい事わかるでしょうか?)が素晴らしい。
今まで北村匠海の出演作はあまり観た記憶がないのだが、このドラマを観て良い俳優だなーとしみじみ感じた。

ただ出来が良いだけに、後半にいくにつれて不満な点は確かにある。

これはるろうに剣心の実写版でも感じた事だが、
最終局面でこの人の相手はこの人、というふうに1人ずつ敵が割り当てられていく感じが単調というか、悪い意味で少年マンガっぽい感じがする。
そこの構成は実写化するにあたり脚本でガラっと変えていいポイントなんじゃないかなーと思う。
その後の戸愚呂弟に対して全員で戦いを挑むあたりも、大味で単調になり面白みがなくなるあたりである。(これもるろうに剣心と同じ)

これは個人的好みの範疇を出ないとは思うが、邦画では上記のようなシーン。
ハリウッド映画では、大広場で複数人対複数人で大乱闘。(アベンジャーズエンドゲーム等)
このようなシーンが色んな映画等のクライマックスでとにかく多いように感じるし、
このようなシーン観ると私の脳みそは稼働をストップし、ボケーっと画面を眺めるだけになってしまう。
大味かつ単調で、面白みが無いなーと思うあたりである。

という不満点はあるにはあるが、全体的に大満足だし、是非シーズン2を作っていただいてテリトリー編を観たい!

以下ネタバレで一言。
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妖狐鞍馬が出てくるシーンは確かにテンションは上がるのだが、あまりにもコスプレ感が強すぎやしないかい?
とむ

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