このぐらいの年齢って、とてもむずかしいですね。
大人なんだけど子供な部分も多分にあり、まだ何者かになれる可能性があるが、余裕はなく焦燥感が常に付き纏いプレッシャの中で頑張らなきゃなのだが人生も楽しみたくもあり、もうわーーー、って時期なのではないでしょうか。
このドラマのいいところは、皆んながそれぞれいい部分と嫌な部分を持っていて、それがどこか我々の日常で聞いたことのあるようなセリフに落とし込まれており、あーーー、それ言っちゃうかー、とか、こういうこと言っちゃったことある、とかいう感じでの共感であったり、そんな人たちの織りなす生活を他人事として安全な場から覗き込んでいられる楽しさがあります。
こうしてゆったりと他人事としてみてられるのも、単なる他人というだけではなく、僕も歳を重ねたことによるところも大きいです。
彼らと同じような年代で見ていたら、こんなに踏ん反り返って落ち着いて笑いながらみることもできなかったかも。
彼らに自分自身を投影して、夢、現実、愛、恋、仕事、娯楽、仲間なんてかっこうの考えるアジェンダの多さに、もう単なる他人事ではなくなり、見終わった後、そわそわしたり、泣いたり、色々な喜怒哀楽が待ち受けていたかも。
そうすると冷静にほんとうに歳を取ったのだな、と改めて思い、それでそれで違う何かを感じずにはいれません。。。
まあ、そういうのはいっか。
いいドラマでした。
