アトミ

スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇のアトミのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

70点


夜。
赤く光る「影星」。
180年に一度現れる不吉な星。
地中から忍者集団が復活した。


東京。
風間結花(折り鶴の結花)と風間由真(リリアンの由真)は父、風間小太郎から九州に妹がいる事を知らされた(愛人との隠し子的に勘違いし、2人は小太郎に腹を立てる)。

九州、宮崎県の真言宗達心寺の住職であり、帯庵(たいあん。オビワンとも読める)和尚のもとへ暗闇司令が助けを求めやって来た。
和尚は承諾。幼少の頃から育てた孫娘、風間唯(九州の大スケバン。天真爛漫でピュアでおてんば娘)を東京へ送り出す。

唯は帯庵から赤い陣鉢と手甲、くさりかたびらを譲り受け、母の形見の雛人形(女雛)を持って東京行き寝台列車に乗車し、客車の中で「ヨーヨー」を拾う(暗闇組織の城戸礼亜が唯の背中にぶつけて隠れる)。

東京に着いた唯。
イヤイヤ駅まで迎えに来た結花と由真に連れられ自宅へ。
と、自宅2階ベランダから手を振る父。
唯が手を振り返し、走り出すと、自宅が大爆発。
小太郎死亡。唯の額に梵字(カーン)が浮かび上がった。


小太郎の死亡を悔やむ暗闇司令。
暗闇司令は風魔の忍び「般若男」に三姉妹を預けることにした。

般若男は三姉妹を拉致。洞窟牢に閉じ込める。
10日間。結花、由真は滴り落ちる水だけで過ごし、力を温存(小太郎が教えてくれた遭難対処法)。
唯は1人ちまちまと格子の根元にヨーヨーをぶち当て、脱出口を作っていた。
空腹で倒れた唯の額の梵字を見た結花と由真。
結花の左腕、由真の右太ももにも梵字があった。
唯を嫌ってた由真とクールな結花だったが、同じ紋章と、助け合いながらの洞窟からの脱出により、心をゆるして行く。

そして般若男が現れた。
梵字があるのは忍びの血を引く者の証。
小太郎は風魔一族、鬼組の頭で、世を滅ぼそうとする「邪悪な影」と戦っていた。
小太郎の遺志を継ぎ、「邪悪な影」と戦う宿命に三姉妹はある。と話した。

唯は暗闇司令とご対面。
「ヨーヨーを使い、スケバン刑事麻宮サキを名乗り、邪悪な影と戦え。」
結花と由真も妹が戦うなら一緒に戦うと申し出た。

風間唯。3代目スケバン刑事麻宮サキ襲名。


第1の指令。
原宿ディスコを訪れた若者が術にかけられ、次々と事件を起こした。
三姉妹は小太郎の仇を取るために動き出すが、スケバン刑事に襲名した事に浮かれてる唯に対して冷たい2人。
由真はそもそも唯が気に食わない(唯が小太郎を父さん呼ばわりすることも)から喧嘩する。止めに入る結花も「唯が東京にやって来たから小太郎が死んだ」と考えており、気持ちを抑えるのが精一杯。
前話で打ち解けた様に思えたけどまた振り出しに(この後、唯と由真が言い争い、結花が止めるという図式がパターン化)。

唯は1人で原宿を捜索する。
ディスコの常連サナエ(デザイナー三島ひでおの弟子)と知り合いになり、例のディスコ内で聞き込み、そこで仕入れた情報にから、怪しい地元ヤンキーグループに会いに行き、コテンパンにされてしまう。
またサナエに助けられる。
親しくなったサナエにペラペラ喋ってしまった唯は囚われてしまう。
デザイナー三島ひでおは忍者音羽十郎(おとわのじゅうろう)だった。
音羽十郎はサナエに唯の始末、下僕に結花と由真の始末を命じた(音羽十郎は若者洗脳のためディスコへ向かう)。

裏切ったサナエは音羽十郎に殺されてしまう。
怒りに燃える梵字唯。下僕を撃破した結花、由真もバトルに参加。
唯はヨーヨー下手くそで足でまとい。
が。負けん気の強さで何とか音羽十郎にヨーヨーをぶち当て、結花と由真の攻撃で音羽十郎は退散した。

逃げ帰った音羽十郎は「謎の美少女」の御前で作戦の失敗を報告。
音羽十郎は側近ミヨズが吹き出した針、側近オトヒメ(又はオトヒ)の水色帯の攻撃で殺されてしまう(失敗した「影」は殺される)。


星流学園に転校した唯は1年B組の生徒となる。
般若男は教師依田一也(よだ かずや、ヨーダ)として潜り込み、問題児の唯を廊下に立たせ、親指だけでのバケツ持ちや、ハンドスコップで広範囲の花壇作り(この手首の鍛錬がヨーヨーのパワーアップに繋がる)等の厳しい「罰」や「仕事」を与えるが、これが忍法の特訓となって(ベスト・キッド的)おり、唯は徐々に強くなって行く。

図書館受付のおねえさんとして潜り込む暗闇司令代理城戸礼亜(レイア。福永恵規かわいい)は、唯らが忍術等の資料をいつでも調べれる様に隠し部屋を管理しながら、風間三姉妹に指令を与えたりする。

「謎の美少女」は「大いなる野暮」を阻止する者ら、その中に現れる「額に梵字が浮かび上がる者」が自分らにとって「災い」となる言い伝えを懸念。
それが三姉妹の中にいると厄介と考え、執拗に三姉妹を狙う。

ヨーヨーの使い方が下手くそな唯はヨーヨー使いの忍者「権三(ごんざ)」にヨーヨーの修行を受け、コントロールが上達する。

風魔の里で修行し、三姉妹を守る為10年振りに結花、由真の前に現れた幼なじみの「風花良(かざはなりょう)」。
唯は初恋を経験。
が、学園に入り込んだ「ミヨズ」らによって良はやられてしまう。
良は死ぬ間際に小太郎から預かっていた「影の秘密に纏わる小刀」を三姉妹に渡した。
鞘には「翔」の文字が。

唯に正体がバレてしまった般若(依田先生)は山で結界を貼り修行する海覚上人(かいかくじょうにん)という坊主に三姉妹を合わせる。
古来より、梵字が現れる者の生まれ変わり(三姉妹)は影星と共に現れる天輪聖王(てんりんしょうおう)と戦う宿命にあると聞かされた(唯が雛人形の事を尋ねた直後に後をつけて来た六道衆の1人「夜叉女(やしゃめ)」にやられてしまう)。
六道衆の土蜘蛛一族の土鬼(どき)と奇羅(きら)、夜叉女、不動は撃破。

そしてなんやかんやあって。
由真の中学生同級生(初恋相手)だった田島康男(「影」の「草(下僕)」)と妹の令子が助けて欲しいと由真に頼み込んで来た。
影のトップ「翔」を裏切るとその一族は皆殺しとなるゆえ、長兄の隆男といとこが2人の命を狙っていた。
唯と結花は由真を人質に取った隆男らに戦いではなく、話し合いを持ちかける(兄弟皆風魔の里で平和に暮らせる)。

「兄弟で争うのはやめて!」
泣きながらの令子の訴えにより、隆男といとこは戦意喪失。
と、「影」の忍者が現れ、隆男は背中にクナイを刺されてしまい倒れる。
忍者は結花、唯、いとこの活躍で撃破。
隆男は唯達に2人を託し、死亡した。

風魔の里へ向かう康男達。
康男は「翔」が年1回、「草」らの代表の前に姿を見せ、詳しいことは「東野成美」という「草」が知っているという情報を唯達に残した。


康男達を助けたという東野成美にコンタクトを取った結花と由真だったが、成美の人間不審は激しく、逃げられてしまう。
唯はへこたれずに成美とコンタクトを
取る。
レールを枕に寝そべる成美の隣に寝そべる唯。
チキンレース。唯は逃げない。

由真「唯の頭はドッカンだからよくわかってないんだよ。」
結花「それじゃあドッカン通り越してズッコンじゃない!」

2人が唯を助けに出た直後、寸前で成美が唯を助ける。
成美は唯の覚悟に撃たれ、心を開いた。

後日。
成美は唯に「翔お披露目式」の場所と日時を伝書鳩で知らせた。
般若は唯(結花、由真サポート)に式潜入作戦を命じた。
が、礼亜はまだ未熟な唯には危険過ぎる作戦だと反対する。
が、やる気満々の三姉妹。

三姉妹が部屋を出た後、礼亜は般若の指令に背き、唯のサポートに向かおうとする。
般若は愛用の「杖」を礼亜に渡した。


深夜。
特撮アクションにはマストの採石場に集まる沢山の若者(草の代表)。
成美の後ろに唯がヅラとデカ黒縁メガネ変装で待機。
結花、由真も離れた場所から2人を見守る。

と、ミヨズとオトヒの間、祭壇の中心に光と共に「翔」が現れた。
沸き立つ「草」代表。
朝日が登り、「翔」の顔がハッキリとさらされる。

翔は草代表一人一人の顔をチェック(金の冠の日光反射を利用して顔に光を当てて)。
と、成美が一瞬目を逸らしたのを翔は見逃さない。
金の冠からピカチュウ10万ボルトばりの電撃を浴びせ、成美はぶっ倒れる。
唯が成美を抱き抱え、名を呼ぶ。
唯バレちゃう。
唯は良から託された翔の小刀を翔に投げ返した。
と、翔の妖術で小刀は翔の頭上へと浮き上がり、空中で停止。
鞘から刀が取り出され、電撃が集まる。
そして結界(外部からのヘルプ防止)が貼られ、竜巻が起こり、吹っ飛ばされ大岩に頭をぶつけた成美撃沈。
ヘルプに入った結花鶴、由真編み棒攻撃も結界には歯が立たない。
と、オトヒの水色帯攻撃が唯を襲う。
と、草代表に紛れていた礼亜が般若杖で唯を守る。
礼亜は結界を破る為に翔に立ち向かう。
オトヒの水色帯、ミヨズの吹き針攻撃もギリ耐え、ライトセーバーばりに青く光った般若杖を振り回し、結界を攻撃。
が、翔の妖術で放った小刀が礼亜の背に突き刺さる。
礼亜、鼻穴めっちゃ広がる。

結界が破られた。
礼亜を抱き、名を呼ぶ唯。
結花と由真に唯を託し、「唯はこの世にいなくてはならない存在」だと唯に伝え、死亡。

ド頭きた唯の額にカーンが現れた。
唯がヨーヨーを構えた瞬間、翔は金の冠から唯の足元に電撃を放ち、周りは火の海に。
唯が身動き取れないうちに翔らはトンズラした。


影の司令を草に伝える男がわかった。
が、唯は礼亜を見殺しにしたと自暴自棄になっており、指令どころではない。
とりあえず指令は結花と由真が受け、唯を休ませる。

原宿で怪しいスーツ男を追う結花と由真だったが、失敗。
この結果も自分のせいだと感じた唯は暗闇司令にヨーヨーを返した。

暗闇司令は唯を立ち直らせるために帯庵和尚の力を借りることに。

じっちゃんが鷲尾山にいると矢文でわかった唯は向かう。
和尚は唯のために1000日山篭り業に入っていた(業を邪魔されないようまもる少女に教えてもらう)。
声をかけることも許されないため、唯は離れた所から和尚を見守った。
唯はじっちゃんの思いを胸に東京へ。

スーツ男らに攻撃を受け大ピンチの結花と由真のもとに唯が戻る。
般若からヨーヨーを受け取る唯。
3代目スケバン刑事麻宮サキが復活した。


三姉妹は忍び(影に操られた草)のアジトへ攻め込む。
そこにライフルを乱射する女コマンドが登場。
唯がリーダー(影丸ヨシヤ)を捕らえたが、元第一空挺団コマンド、今は暗闇司令配下エージェント多聞菊子。
自分が狙ってた獲物を横取りするな!と三姉妹にイチャモンをつけた。

暗闇司令からの指令。
先日捕まえた影丸の自白により、土龍町の土龍寺が影の忍びの修行地だとわかる。
秘密を暴くため三姉妹は土龍寺に乗り込むことになった。
土龍寺の若きシンボル、シュレインは9歳の美少女。翔かもしれない。
そして司令は菊子を紹介する。
司令は三姉妹と菊子を組ませ、指令に向かわせるつもりでいたが、菊子は自分がリーダーになることを条件に出す。
ということで菊子(連射銃)vs唯(ヨーヨー)でのトライアルタイムを競うことになる。
が、唯は負け、菊子がリーダーに。

菊子スペシャル(ジープ)で土龍寺(騙されていて改心した影丸がナビ)へ。

唯はピクニック気分だったが、峠でバイク軍団に襲われる(第1門)。
が、菊子は隠しスイッチをON。
と、リアバンパー下からマキビシが投下され、バイク軍団は転倒。一網打尽。
そのまま山道(オフロード)へと入って行く。

が、砕石場には地雷が山ほど仕掛けられており(第2門)、ジープのシャーシがイカれてしまう。
菊子は修理。三姉妹が武器を使い地雷を爆破して行く
とりあえず皆を車の中へ戻し、菊子は菊子スペシャルを走らせる(唯だけは命令を聞かずに後ろのドアハシゴに登ったまま)。
唯達は魔道衆の仕掛けた奇門遁甲(きもんとんこう)の罠、「八門遁甲の陣」へと追い込まれて行く。

(第3門)
崖上から巨大な岩石が降ってくる。
車から体を出した唯をかばい、由真が背中に岩石を受け骨折。
が、何とかクリア。

森へ逃げ込んだ菊子スペシャル。
菊子はブチ切れて命令を聞かなかった唯をビンタ。
唯も責任を感じる。
今夜はここでキャンプを張ることに。
とりあえず由真の手当は結花。
菊子は唯を連れ、見張り。

夜。
三姉妹はバイク軍団、地雷原と自分達のルートが敵に筒抜けなことを不審に思う。
結花と由真は影丸がスパイだと考えたが、唯は影丸をかばった。
結花が見張りに立ち、4人が眠りについた頃、突然照明弾が上がり、敵に所在がバレてしまう。
菊子は影丸がスパイだと考えビンタ。
が、唯は証拠がないとかばう。
由真は菊子も怪しいと考える。
と、菊子はブチ切れ仲間割れが始まる中、敵襲(第4門)。
投げられたダイナマイトから皆を守ろうとして結花が食らって大怪我を負ってしまう(何とか敵を退ける)。

朝になり、菊子スペシャル出動。
川の中を走る。
が、水中に潜んでいた忍びがリアバンパーに時限爆弾を仕掛ける。
そして川の中にも地雷。
加えて敵襲(第5門)。
菊子は秘密スイッチをON!
と、菊子スペシャルから黄色い煙が上がり、敵が苦しむ好きに川の中から脱出。
が、追いかけてきた敵に屋根に登られ、フロントガラスやドアガラスを割られてしまう。
が、唯がヨーヨーで敵を退けた。

また砕石山へ。
と、突然菊子は積んであったドラム缶に突っ込み、皆脱出させ、身を隠す。
菊子スペシャルの自爆装置で敵の目を誤魔化す(事故死)作戦だった(ん?元々仕掛けられた時限爆弾は?)。

バラバラになった菊子スペシャルのもとに魔道衆が現れた。
頭領は吹っ飛んだと考えたが、スパイによる「通信ひも」が落ちていた。
伝書鳩の足に通信ひもを括りつけ、放つ。
魔道衆は土龍寺へ戻る。

鳩は土龍寺へ。
スパイである魔道衆リョッカクボウよりの結び目2つの通信ひも(2人が深手を負った知らせ)。シュレインに伝わる。


そんな中。
深手の由真と結花を病院へ行かせ、唯は菊子と影丸と3人はトラックをヒッチハイクし、土龍町へ。

と、町民が検問を張っていた(土龍寺爆破予告。犯人は女子2人に男子1人)。
ピンチの唯達。
が、由真と結花が知り合いの男(たまたま通りがかった)が運転するスカイラインで現れ、囮になったスキに唯達はトラックから脱出し、土龍寺へ。

本堂へ乗り込んだが、誰もいない。気配すらない。
と、影丸の叫び声。
唯が外に出ると影丸が血を流し倒れていた。
「菊子にやられた!あの人がスパイだ!」と言い残し死亡。
と、やってきた菊子にブチ切れ唯は勝負を申し込む。
が、唯に勝ち目はないはず。が、唯は聞かない。タイマンを受け入れた。
唯は一瞬の隙をつき、菊子にヨーヨーをぶち込み、菊子ぶっ飛ぶ。
と、魔道衆登場。
頭領「風間唯。八門遁甲の陣に見事にハマったな。憎き菊子を殺してくれた礼を言うぞ。」
オーマイガーな唯。
襲いかかる魔道7人衆。
が、唯は疲労で大ピンチ。
と、菊子がヘルプに入る。
そして影の動きを見切った唯と菊子は見事7人衆を撃破。
頭領は2人に奥の院餓鬼堂へ来いと言い残し消えた。

菊子は やなは八門遁甲の陣にかかってしまい、親友エージェントを殺してしまった過去があった(形見のマスコット人形を肌身離さず持ってる)。
菊子の敵に対する執拗なこだわりの原因はコレだった。


2人は餓鬼堂へ。
シュレインとご対面。
魔道衆頭領は八門遁甲の陣を破った事を褒めたたえた。
が、菊子は「検問が第6」「唯との仲間割れが第7」だと考えた。
2人は頭領とシュレインの側近女とバトル。
隙をつき、唯はリュレインの頭巾を剥ぐ。
と、シュレインは人形型時限爆弾だった!
2人は唯と菊子を道連れにする覚悟だった!
が、何とか2人を撃破。
が、菊子は足が折れて動けない。
「逃げろ!」という菊子の命令を無視し、無理矢理抱き抱え脱出。2人は助かった。
菊子は唯に礼を言った。
と、死んだはずの影丸が襲ってきた。
菊子は腕をナイフで切られる。
唯怒りのヨーヨーで影丸を逮捕(久しぶりに見たなコレ)。

その頃。
ブチ切れてる翔。
と、ダース・シディアス的なおっさんが現れた(お方様。果心居士)。
果心居士は早く「カーン梵字の娘を始末しろ!」と急かした。


2年生になった唯(由真3年、結花留年3年)。
新たな刺客が次々に三姉妹を襲う。
謎の占い師は唯との戦いの中で唯が影をも救う「救世主」である可能性を感じ、翔から命を狙われるリスクを覚悟の上、三姉妹を見守ることに。

そんな中。
美術館で公開されている不動明王像がバジュラ(謎の武器)であることが分かる。
なんやかんやで不動明王像の中に隠されていた古い書により「バジュラは剣」だと分かる。

そんな中。
強敵外法衆頭の牛頭(ごず)と馬頭(めず)が現れる(梵字を鏡に写して攻撃を仕掛ける敵)。
が、小太郎の影武者弥助(やすけ)に助けられ何とか撃破する(唯は「風魂の技」という梵字を出さない特訓をする。弥助は相打ちで死亡)。

翔は様々な刺客を送るが三姉妹は何とか撃破して行く。

そんな中。
翔が持つ男雛(唯の女雛と対)を呪道衆の兄弟が盗み出す(兄のキュウザは途中でオトヒにやられ死亡)。

その頃。
風魔の里から帰って来た結花は八重(ヤエ)婆さん(幼少期の結花らを知るおばあちゃん)からもらった家族写真に唯が写ってないことに不審感を抱いていた。

そんな中。
託された弟ジュウザは殺された一族(翔に利用されていることに気づいて影から抜けようとして)の報復として男雛に呪いをかけた(持ち主にかかる)。
が、苦しみだしたのは唯だった(女雛を持つと症状が和らぐ)。

結花は般若を呼び、唯を見せると「呪殺の術」と見抜き特徴を説明した。

そんな中。
術が翔に効いていないと知ったジュウザは雛が2体必要だと思い、由真に近づきアッサリ捕まり、ペラペラ喋る(唯の術も解く)。
三姉妹は何で翔が雛を持っているのか?と般若に聞くが知らぬの一点張り。
結花は唯が姉妹ではなく、翔と関係があるのでは?と疑いを始めてしまう。
が、とりあえず雛2体あれば翔を倒せるかもと男雛が隠してある洞窟へ向かう一同。

刺客とのバトル。
そんな中、唯の前にミヨズとオトヒを従えた翔が現れる。
翔はフォースで唯の動きを封じ、対の雛人形を引き寄せる。
と、結花が女雛に鶴をぶっ刺す。
と、翔が苦痛で顔を歪める。
翔は唯が持っていた女雛を手にしてトンズラ。
唯は翔が持っていた男雛を手にすることになる。




【第2部(32話~) 魔界血戦編】
痺れを切らした果心居士は魔破羅(まはら)なるダースベイダー的な黒ヨロイ男に翔の手助けをするよう命じる(このままでバジュラをもう1人の選ばれし者「唯」に取られてしまうおそれから)。

そんな中。
雛人形の一件で結花は唯と翔には何らかの繋がりがあると確信し、シリーズ冒頭的にまた「姉妹問題」で姉妹仲違いが始まる。
そんな三姉妹は影との戦いの意味さえ見失いそうになっていた(般若は唯と翔の秘密を頑なに教えてくれない)。
苦しむ唯。

そんな中。
般若の前に現れた帯庵和尚。
悩む般若を諭す(出生の件で苦しむのも唯達の宿命)。


そんな中。
結花と由真の前に現れた翔の刺客、道連れ自爆攻撃の「烈火衆」。
般若のヘルプで撃破(てか自爆)。

そして小太郎の墓参りに来ていた唯の目の前にも現れる(こっちは頭領付き)。
小太郎を爆死させた刺客だった。
唯の大ピンチを結花、由真がヘルプした。
その爆撃の際、男雛の着物が破れ背中に「唯の梵字(カーン)」が書かれていたのを結花が見つける。

そんな中。
烈火衆撃沈の報告を受けた翔の前に現れた魔破羅。
魔破羅は女雛の背中に「翔の額に浮かび上がる梵字」が書かれているのを翔に見せた。

実は男雛が唯の物、女雛が翔の物だとわかり三姉妹の亀裂は深くなって行く。

そんな中。
魔破羅は天妖、地妖、人妖なる手下を翔の元へ連れ、失敗続きのミヨズとオトヒに罰を与えようとする。
そして翔に「あなたは選ばれたもの。あなたがバジュラを手にしたとき、あなたに掛けられた呪いは解け、成長し、世を支配する力が備わろう。男雛、女雛が揃いしときその道は開かれる。天を、地を、人を憎悪し、世を支配なされい、それが宿命。」と説明した。

そんな中。
唯は1人、謎を解明するため帯庵和尚と暮らしていた寺へと帰郷(何処へ行っていいかも分からないのでとりあえず戻る)。
と、慈恵という和尚が(帯庵に託され)唯の帰りを待っていた。
慈恵は唯に「結花、由真は本当の姉妹ではない。縁を切れ。」と直球で言い放つ。
ショックを受ける唯は混乱する。

翌日。
慈恵は自分を結花、由真に見立て唯に攻撃させる(思いを断ち切る試練)。
が、唯には出来ない。
落ちた滝つぼから這い上がる唯を棍棒で押さえつけ沈める慈恵。

その頃。
般若に悟らされ、唯を追いかけてきた結花と由真は突然肩に激痛が走り、唯が危ないと「唯を感じる方角」に向かって走った。

その頃。
痛めつけられても結花、由真の見立て(慈恵)への攻撃を拒否る唯。

慈恵「風間唯、お前の生の最後に教えてやる。わしの名は翔様配下、人妖!この男雛貰い受けた!」

そこに現れた結花、由真。
三姉妹力を合わせ(三位一体)、強敵人妖を撃破した。
結花と由真は3人が同じ痛みを味わったことが全てだと唯に伝えた。

と、そこに大輪の白い花を持った白いドレスの少女が現れ、人妖にトドメを刺す。
翔「風間唯。わらわとお前どこかが似ておる。だがなこの世に何かをなさんとするものはひとりでいい。わらわはお前を倒す。それがこの翔の宿命。」

と、般若登場!
翔のフォースを封じる為に九字切りを始める。
と、魔破羅が現れ、般若に対抗し九字切りを始める。
魔破羅が「風魔の術」を使い始めたことで般若は戸惑う。
魔破羅は唯に「我らの元へ帰って来い!」と意味ありげな言葉を残し、翔を連れてトンズラした。

姉妹問題が一段落したと思いきや新たな問題で頭を悩ませる唯。
三姉妹は般若の助言で風魔の里の「長老」に会いに行く。

その頃。
情報をゲットした魔破羅は地妖を風魔の里へ向かわせた。

そんな中。
三姉妹は八重婆さん家にいた謎のおっさんと共に「長老のいる滝」を目指した。

と、滝1歩手間の「吊り橋」で現れた地妖軍とバトル。
地妖は「唯様。影の世界(ダークサイド)へ帰りましょう。」と唯を惑わせ、唯は戦えない。
結花、由真は囮になり、唯だけでも吊り橋を渡らせ長老の元へ向かわせようとした。
が、唯は吊り橋を引き返し2人と共に戦い(地妖は唯を撹乱するのが目的。効かなくなって豹変)、地妖を撃破した(谷底へ落ちる)。

謎のおっさんは「長老」だった。
「吊り橋テスト」に合格(吊り橋を渡っていたら家族云々といった執着、奢りに囚われたままだった)した唯。そして結花、由真に風魔の里の伝説を話しはじめる。

影星あらわれし時、影星射る三人の戦士が現れる。世界を絶望から救った1人の少女。その少女を助け、痛みを分かち合えた二人の少女がいた。
そして人々は彼女達を忘れないように滝の下に三体の像を残した。

と、死んだと思った地妖が現れ、唯に手裏剣攻撃。かばった長老は「梵字は風魔特有のものだ。」と言い残し死亡(地妖は三姉妹が撃破)。

三姉妹は滝下へ。
岩場に書かれたそれぞれの梵字にアクセス。
と、奥から三体の像が出現。
中央のデカい不動明王的な像の額には唯と同じ梵字。
脇を固める小さな2体の像にはそれぞれ結花、由真と同じ梵字が刻まれていた。

そんな中。
ミヨズとオトヒは魔破羅の命令(果心居士の考え)に不審感を抱く。
魔破羅は唯を仲間に取り込む理由を「唯と翔が双子だから」とイキナリアッサリネタバレさせてしまう。
そして「運命の流れを予見し、風魔の双子姉妹の片割れを影に引き入れ、成長を止める呪いをかけた」と。
あまりのサプライズに戸惑うミヨズとオトヒ。
と、現れた天妖。
魔破羅は天妖、ミヨズ、オトヒに唯ゲットを命じ、天妖は夢あやかしの秘術で唯を心変わりさせる作戦を自信満々に笑う。


元サヤに戻った三姉妹の風間邸。
ミヨズとオトヒが結界を張る。
眠りについた唯は天妖の術により夢をコントロールされ、夢の中の母親から「翔と双子」だと聞かされる。
次の日の夢には唯そっくりの姉翔が現れ、唯は目にクマができ、げっそりやつれ始める。

そんな中。
術が効いてると浮かれてる天妖にミヨズとオトヒは唯を侮るなと注意する。
が、天妖は2人に唯の夢に入ってトドメの勧誘して来いと命令する。

ミヨズとオトヒは下校中の唯の前に現れる。
唯は白昼夢を見せられ、夢の中に現れたミヨズとオトヒに誘惑される。
が、唯は自分がダークサイドへ行けば攫われ、孤独に寂しい思いをしていたであろう翔を救うことも出来るかもしれないが、翔のためだけに生きられない立場であることに涙した。
その姿を見たミヨズとオトヒは唯を討たずに天妖の元へ戻り怒られちゃう。
が、ミヨズとオトヒは翔の為に涙を流した唯(影の人間で流した者はいない)を敵ではないと考えた。
と、現れた魔破羅にミヨズは殺され、オトヒは深手を負う。

天妖は風間邸の屋根上へ向かい、直接的に術を仕掛け、夢の中で唯を攻撃する。
夢の中で受けたキズは現実の唯の体にも現れる。
結花と由真は唯を起こすが目覚めない。
連絡を受けた般若は風間邸へ。
と、路上に倒れてきた瀕死のオトヒを車に乗せる。

風間邸に到着した般若は結界を破る。
目を覚ました唯は天井めがけヨーヨー攻撃。
天妖を撃破。
オトヒは「翔は唯の双子の姉でに呪いで子供のままにされている。彼女の意思ではない。我ら影の忍びは皆光なき地獄で迷っているんです。」と話し、涙を流す唯を見て安らかに息絶えた。
結花、由真は戸惑う。

そんな中。
唯と翔の秘密を追って(般若の情報)三姉妹は伊豆の温泉地へ行き、帯庵和尚と再会。話を聞く。

帯庵和尚の娘ナツと小太郎の間に双子が生まれた。小太郎の5人の部下の1人風間小源太がナツの元に祝い(小源太家の家宝の雛人形)を持って現れた。
その雛人形とリンクした双子の額にはそれぞれカーン(不動明王)とバイ(薬師如来)の梵字が浮かび上がった。
と、突然影が現れ女雛をパクって逃げた。小源太が追う。
と、ナツのもとに現れた果心居士。
床に転がる男雛を手に取ると、何故か額からカーン梵字が消えた(帯庵和尚曰く、果心居士が唯の運命の象徴男雛を掴んだからというよくわからん理由)。
果心居士は「額に梵字を持つ者がいつかバジュラ手にする」伝説から「額に梵字のある赤子(翔)」を連れ去る。
女雛を影から取り戻した小源太は翔を救い出す為に果心居士の元へ向かったがそのまま行方不明となってしまう。

そして小源太には2人の娘がいた。
それが結花と由真だった。
小太郎が2人を引き取り育て、実の娘唯は父親(帯庵)に預けた。
衝撃を受けメンタルズタボロの結花と由真。
改めて唯は果心居士を倒す決意を固め、新たな風魔の頭目となる。

メンタルズタボロの結花と由真。
小太郎の遺品の中から父小源太らしき写真を見つける。

その夜。
2人は同時にダークサイドから助けを求める魔破羅(もう既にちょいちょいネタバレしてるが正体は小太郎)の声。
そして敷布団に血の「魔幻の森」の文字。
2人は小源太が果心居士を追って入った「魔幻の森(入った者を必ずダークサイドへ落とす森)」へ小源太を探しに行く。
2人の置き手紙に気づいた唯も般若の制止も聞かず魔幻の森へ向かう。


日は登り、魔幻の森へと入って行く結花と由真。
魔破羅が現れる。
昨晩の夢は2人をおびき寄せる罠だった。が、2人を殺しても意味がないから帰れ!とよくわからんことをペラペラ喋る魔破羅。
バトルになっても「大きくなったな結花!頼もしいぞ由真!」とか父親バレなコメントの連発。
けど鈍感な結花と由真。
結局魔破羅は自ら兜、鎧を脱ぎ正体を表す。
額には十字のキズ、身体中に赤い結花と由真の梵字があった。
17年前、魔幻の森で小源太は果心居士が翔に10才で成長が止まる呪いを掛ける現場を目撃しバレる。
果心居士は結花、由真の命と引換にダークサイドへ落とされてしまったのだった。
メンタル更にズタボロの結花と由真。

そこに果心居士(幻影)が現れ、魔破羅に2人をダークサイドへ引き込めと命令。
と、そんなやりとりを陰から見ていた唯が飛び出した。
が、果心居士の「睨み」で風が起こり3人は動けない。
魔破羅は2人に別れを告げ闇に消えた。
唯の制止も聞かず2人は小源太を追って魔幻の森深くへ入って行く。

結花と由真は魔幻の森深く(異空間的な場所)で小源太と対面。
2人はまだ小源太の心に残る風魔の血を呼び覚まそうと説得するが、時すでに遅しの小源太は2人をダークサイドへ落とそうと血の滴る刀を抜く。

その頃。
どうしていいかわからない唯は小太郎の遺品から「クナイ」を発見。
そこには小源太がダークサイドに落ちたのなら自分の手で倒す覚悟が刻まれていた。
それを見た唯は小太郎の思いを受け継ぎ、小源太を倒す(恨まれても2人を救う)覚悟を決め魔幻の森へ向かう。

魔幻の森へ入った唯の前に現れた翔。
唯は姉妹で戦うことを拒むが翔が許さない。
と、般若が現れ翔とバトル。
その間に唯は森の奥へ。

そには丸い岩の台座上で眠ってる結花と由真がいた。
魔破羅「目覚めた時、2人は影となる。」
2人の梵字は消えてしまっていた。
そして小太郎の始末を手下に命じたのは自分だどカミングアウトした魔破羅。
バトルが始めるが唯は防戦。
が、魔破羅の挑発で怒りスパーク。
攻撃に転じ、クナイを取り出す。
その刻まれていた小太郎の思いを聞いた魔破羅は甲冑を脱ぎ素顔になり結花を殺そうとする。
唯の投げたクナイは小源太の腹にぶっ刺さった。

小源太「待っていたこの時を。見事だ唯。よくぞやってくれた。ありがとう。これで2人の父に戻れる。」
そして小源太は切腹し息絶えた。

小源太の身体中の赤い梵字が消え、結花と由真に梵字が戻る。
術が解け目を覚ました2人の目の前にスターウォーズ的に小源太の霊体が現れ「お前達の父は小太郎だ。教えを守れ。」と言い消えた。
一旦退く翔と果心居士。


翔は「雛の謎(何故唯が自分の女雛を持っていたか)」を解明すべく少女姿で風魔の里へ向かう。
と、八重婆さんが翔を唯の少女時代と見間違ってしまう。
翔は八重婆さんに術をかけ拉致。過去を喋らせた。
そして唯が妹であり、自分が果心居士に連れ去られたことを知る。
果心居士に利用されたことに怒り心頭。
翔はバジュラを手にし、果心居士を取り込み、逆に世の支配者とし君臨する野暮を持つ。

その頃。
風間邸に結花と由真は帰って来ず、心配する唯。
学園に果心居士の刺客「法道衆」が現れる(弁慶コスプレ約30人)。
1人なので大ピンチの唯。
と、少女翔が現れ「今から唯と話すゆえお前らは消えろ!」と命令するが、果心居士から命を受けた法道衆は翔の命令は聞かず、逆にちょいナメてる感じ。
キレた翔はフォースでドーン!
法道衆らは衣服だけを残し蒸発してしまう。

翔は唯と男雛と八重婆さんのトレードを持ちかけ消える。


唯は男雛を持ち、言われた「影の祭礼の谷」へ。
現れた翔に唯はオトヒの言葉を伝え、一緒に果心居士を倒そうと持ちかける。
と、現れた果心居士の幻影が「男雛を奪え!」と命令するが翔は無視。
と、突然八重婆さんが歌い出した子守り歌に懐かしさ、温かさを感じる翔は「自分」を取り戻す。
八重婆さんの術を解き女雛を託し、果心居士とフォースバトル。
が、果心居士にやられてしまう。
ダース・ベイダーがアナキンに戻りダース・シディアスとバトルするシーン的。

翔は唯の腕の中で息絶えた。
怒りスパーキング唯。
唯と翔の魂がフュージョンし、額に浮き上がるカーン梵字がアーンク(大日如来の梵字)へと変化した。

翔を失った果心居士はまだ「唯が利用しバジュラを手にできる」と高らかに笑う(めっちゃポジティブ)。


そんな中。
結花と由真は自分探し的な旅に出ていた。
2人は宿泊してるペンションの中庭で将来の夢(ペンション経営)を語り、ごっこを始める。
砂利の上に間取りを描き始めた由真は無意識に「唯の部屋」を描き2人はハッとする。

そんな中。
対の雛を手にした唯はバジュラの手がかりを探しに風魔の里へ。
そこで唯を待ってたのは過去に登場した連道武昭(18話)、ヨーヨー師匠の権三(8話)、小次郎(36話)、東野成美(20話)、般若、帯庵和尚の6人。
結花と由真を失った唯には心強い味方だった。

と、暗雲が垂れ込んで来た為、帯庵は唯らを六角堂へ行かせ、村人を神社に避難させる。

六角堂では頭領唯を守る為6人が「風魔結界の陣(命をかけて張るバリア)」を張るべく、その覚悟として独鈷(とっこ)なるアイテムを一人一人が持つ。
唯は止めるが、6人はお堂を囲うように陣取り九字護身法を唱える。

「そこ」に唯がいると気づいた果心居士はフォースの力で嵐を起こす。
雷が結界を張る6人に向けて次々に落ちて来る。
仲間が死んで行く声に我慢出来ずに六角堂から飛び出そうとする唯。
と、結花と由真が現れ体を張って制止する。

一方。
村の堤防が決壊。
神社諸共村人らは洪水に飲み込まれてしまう。

一方。
六角堂。
唯は結花と由真との強い絆を再確認。三姉妹の思いが再びひとつになる。

一方。
六角堂の外。
生き残っている帯庵、般若、権三の3人は力を合わせフォース(オーラ)攻撃。
が、果心居士の返り討ちに合い、洪水をぶっかけられてしまった。


嵐が去り、六角堂を出た三姉妹。
風魔の里は壊滅状態。村人も全滅。
6人も消え、地面には5本の独鈷が刺さっていた(つまり1人はまだ生きている)。

全ては宿命。その根源である果心居士にブチ切れる唯は大きな岩に向かってヨーヨーを投げつける。
と、岩の表面が崩れ落ち、中から不動明王と対の雛人形の壁画が現れた。


三姉妹は学園の図書室で壁画の不動明王を調べる。
と、唯は図書室を抜け出し、暗闇指令に会いに行き、ヨーヨーとコードネームを返却する(関係ない人達を巻き込まないため)。
と、暗闇指令は「天眼不動明王だ。ないよりマシだからヨーヨー持って行け!」と答える。

辛うじて生き残った般若と合流。
般若は壁画の謎を説明する。
三明という天眼通(天眼不動明王)、宿命通、漏尽通(対の雛人形)が合わさった時「トゥリ・ヴィドゥヤー」と言われるスーパーパワーを得ることが出来るとのこと(天輪聖王バトルにマスト)。
唯は般若と勝知寺に天眼不動明王を取りに、結花と由真はトゥリ・ヴィドゥヤーと雛人形の関係を調べる。
2人は雛人形の首を抜くと中から小さなメモと地図が隠されてるのを発見。
忍者文字を解読。

「男雛に宿命、女雛に漏尽の通力あり。男雛、女雛、不動をそれぞれの山に置き三つの通力むきおうて光放たん。この光。ひとつになりてバジュラの封印を解かん」


そんな中。
唯は勝知寺にある「あらゆる恐怖が渦巻く試練の洞窟」へ。
そこで打ち勝てなければトゥリ・ヴィドゥヤーが得られないらしい。

洞窟内から聞こえる唯の悲鳴。
唯は気を失い、夢を見る。
それは寺に像の秘密を報告にやってきた結花と由真が果心居士の刺客に切り殺される夢。
「いやじゃ〜っ!」唯が目覚める。

と、前方に死にかけの帯庵が背を向けて座禅を組んでいた。
そして右側に天眼不動明王像がある。
帯庵は唯が天眼不動明王像を取りトゥリ・ヴィドゥヤーを得て、洞窟を出ると先の夢が正夢となる。が、2人の死を無視して立ち去らなくてはトゥリ・ヴィドゥヤーの力が消えてしまうと説明し死亡。

唯は覚悟を決めトゥリ・ヴィドゥヤーを得て洞窟の外へ。
と結花と由真が現れ、刺客に切り殺される。
唯は無視し、振り返ることなく寺を後にした。


明日の満月と影星が重なった時、果心居士はパワーを得て天輪聖王にレベルアップする。
唯と般若はバジュラを復活させるべく、まずは像を所定の場所に設置。男雛を般若、女雛を唯がそれぞれ設置に向かう。

般若が男雛を所定の場所に設置すると男雛は回転し岩化した。
と、果心居士の刺客が襲ってきたが何とか撃退する。


一方。
唯も所定の場所に女雛を設置。
男雛と同様な変化があり、目から赤い光線を放つ。
像からは黄色、男雛からは青色の光線が放たれ、それらが交わった中心で爆発が起こりバジュラ(剣)が現れた。
と、暗雲が垂れ込み始める。
と、追いついた般若に電撃が落ちる。
果心居士は般若の命を引き換えにこの場を去れと唯に命じる。
電撃に苦しむ般若を助けに入った(無視できない)唯はトゥリ・ヴィドゥヤーの力を失ってしまう(バジュラを抜く力。アーンク梵字を果心居士の右手の掌に奪われてしまう)。
般若を唯を責めたが、唯はもう2度と見殺しはしたくない!と自分の思いを貫いた。
般若はその「美しい心(愛)」がこの世を救うと唯を励ます。
そして般若死亡。


ついに満月と影星が交わる。
満月が真っ赤になり、真っ赤な光線が果心居士を照らす。
果心居士の顔の皮がめくれ、脱皮。
絶世の美女「天輪聖王」爆誕!(ココ最高。天照大御神的な感じか)。

天輪聖王はアーンクライトハンドでバジュラを引き抜いた。これで宇宙一の力を得た天輪聖王。

と、ヨーヨーの音。
唯「三代目スケバン刑事麻宮サキ。またの名を風魔鬼組・頭、風間唯。影を操りこの世を邪悪の闇に包もうとするお前を許す訳にはいかん!」

唯が天に掲げたヨーヨーに元気玉の如くエネルギーが集まり、放った一撃でバジュラを破壊!
そして2投目のヨーヨーが天輪聖王の胸に直撃!爆発!
ついに宿敵を倒した唯。


平和を取り戻した日本。
唯は宮崎に帰郷。
1話でも出てきた地元の仲間が出迎える。
荒れた達心寺を皆で掃除。
と、死んだはずの結花と由真。そして般若が現れた。
皆でココで新たな生活を始める為に。
そしていつも通りに唯と由真が喧嘩を始め、結花が止めた。






スターウォーズの設定をベースに取り入れられてるのでどうしてもスターウォーズに変換しながら観てしまう。
てのは仕方ないとして、とりあえず話が壮大になり過ぎてだいぶやらかしてる。
が、それが逆に好きなとこでもある。
辻褄とか細かいことよりもラスボス天輪聖王とのバトルとかもっと頑張れ!
アトミ

アトミ