『Ms.Marvel』以来、3ヶ月ぶりぐらいにMarvelオリジナルTVドラマをクリア。
『She-Hulk』。
人間としては完全に普通の女性弁護士。
身体的にも精神的にも特段変わったところはない、、、しかし、彼女の親族が、、、ブルースバナー、“ハルク”。
彼に帯同中に車事故。
生身のブルースを救出したら彼の血液が付着して彼女の体内に、、、“シーハルク”、爆誕。
親族であることで、そのハルクの特性を受け継げてしまう。
しかも、変身すると人格を失う元のハルク特性もない。
いわばセルと戦った時の孫悟飯みたいに“自然体でスーパーサイヤ人”みたいなことに。
それを隠して昼は弁護士、夜はシーハルクで法とスーパーパワーで世直し、、、かと思ったら違う。
むしろ“公然の事実のシーハルク”、“普通の女弁護士がシーハルク”です路線。
そして、彼女が“こっち”に語りかけてきたり。
そして、まさかのこの最終回の流れ。
おい、MCUと言えばのかの有名なケヴィンファイギ。それすらもその流れにして組み込んで飛躍する。
いよいよMCUの世界観が“こっち”と区別がつかなくなってくる。破茶滅茶で奇想天外だけど、これもユーモアと思えば、、、恐るべし。
最近のMarvelから出てくるキャラクターも“多様化”しまくってる。
アメリカナイズだけでもなく、男性だけでもなく、身体的にも特段ヒロイズムっぼい体格でもない。
『Ms.Marvel』も本作もユーモア溢れるコメディ要素が多い。
これなら歴史の厚みが出てきたMCUに対して新たな取っ掛かりとして触りやすい、、、世界中で。
なかなか世界規模を意識した戦略、凄まじい。
とは言え、冒頭からブルース出てくるし、他にも“シーハルク”だけでは済まない展開がちょこちょこあってアツい。
往年のMCUファンにもサプライズがあり、最後のどさくさ紛れてしっかり気になるところをファイギに聞いちゃう件も。
『Ms.Marvel』同様、大きな力が顕在化するMCUの壮大なストーリーというより、MCUが向かうベクトルの中の新たなキャラの日常を描くスタイル。
映画だとどうしても時間的に新キャラの背景、生い立ち、目的、願望、立ち位置、、、そして、責任、みたいなところをしっかり描ききれない。
そう言う意味ではとても有効活用されたTVシリーズ。
これで劇場版で出てきた時はスッと受け入れられるし、色々思いを馳せながら応援できる。
実際、次の『マーベルズ』では、、、いやはや、楽しみでしかない。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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