HELLOPANDABOOK

コラテラル 真実の行方 シーズン1のHELLOPANDABOOKのレビュー・感想・評価

3.5
テンポ良し。それぞれキャストたちな微妙にツメがあまいが、ロンドン舞台のブリティッシュイングリッシュ炸裂でよかった。司教も刑事も軍人もママも妻も旦那も上司も上官も移民もブローカーも雇われも雇いもみーんなへっぽこセルフィッシュで、ああ人間みんなそんなもんでギリギリで世界は成り立ってるようでアンバランスでオフバランスで宙ぶらりんだとちゃんと言ってるドラマ。1番汚いスパイとスパイを使うやつがそれっぽいことをセリフするところとか面白すぎる。グラスリー刑事の『物事を正したい』というセリフだけがこのドラマの正義。ロンドンらしいティータイムシーンすらなかったし、有名なザ・チューブの構内もビッグベンもトラガルファーも黒ビールなパブもチェルシーやアーセナルのフーリガンも出てこないけど、素のロンドナーの様子を覗き見できたような気分だった。
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