ブタブタ

山田孝之の東京都北区赤羽のブタブタのレビュー・感想・評価

山田孝之の東京都北区赤羽(2015年製作のドラマ)
3.0
江口寿史の例によって途中で終わった作品に
『平成大江戸巷談イレギュラー』という作品があって原作は狩撫麻礼の別ペンネーム、漫画アクション連載で11話迄ある物の単行本には五話しか載ってない。
フランチャイズ企業の出店によってシャッター商店街となったとある街の町興しに巻き込まれる主人公とフラリと現れた演出家によって何故か商店街挙げて映画製作に乗り出すってかなり面白かったけど江口寿史なんで当然未完。
この『北区赤羽』は勿論清野とおるの赤羽ご当地漫画が原作ですが、あくまでも其れは外枠位に使われてる程度で中身は山田孝之が突然役者を止めて赤羽で自分探しを始めたりとか訳わかんない事から始まり、それって『容疑者ホアキン・フェニックス』だったり後半の赤羽住人総出で芝居をする下りとか『平成大江戸~』にも何か似てる。
山田孝之という「異物」が突然赤羽の街にやって来て色んな妙な人々との出会いによって予想しえない話が展開していく。
あくまでもフェイクドキュメンタリー的なものなのでどこまで本当なのか分からないけど。
「赤羽UFO事件」を原作とする山田孝之がUFO凧を上げて花火大会みたいなのイベントを企画する話し。
赤羽住人の一人「ジョージさん」が突然怒り出すあの下りが爆笑。
山田孝之に「お前はこんな事をする為に赤羽に来たのか!」って物凄い勢いで怒って説教始める。
見てて意味わかんない。
しかしコレが切っ掛けで山田孝之はもう一度役者としての自分を見つめ直し赤羽住人達による芝居『桃太郎』へと繋がっていく。
ただこれだけテレビ出る仕事してたり壇蜜と結婚したりしてる原作者の清野とおるが未だに顔出しNGなのが気持ち悪い。
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