Shelly

glee/グリー シーズン1のShellyのレビュー・感想・評価

glee/グリー シーズン1(2009年製作のドラマ)
4.2
わたしの人生を構成した大切なドラマシリーズの1つ。社会の中の"はみ出し者"を1つに集めたようなグリー部。高校生での部活、それはアメリカ人にとって大きなステータスに直結する。チア部の女子、アメフトのクォーターバックはヒエラルキーのトップに君臨するのに対しグリー部は底辺。頂点と底辺が音楽を通して交わり、いじめっ子といじめられっ子の関係が本当の友達であり理解者になっていく物語。みんながみんなアメリカの社会でもはみ出し者になるようなバックグラウンドを持つ者で、グリー部はアメリカの社会を描写しているように感じた。それまでの作品の金セックスドラッグ主義的な映画とは違って、各々の問題と直視し、美化せずにまっすぐに向き合っていると同時に音楽のチョイスが素晴らしく難しく考えすぎずに若者でも問題意識を持って楽しめるよい作品。Don't stop believingのエンディングはグラミー賞でもパフォーマンスをしているほどの有名なアレンジです。洋楽が好きな人は新しく好きになる曲がたくさん出て来るはず。あなたの心に寄り添えるエピソードがきっと見つかります。
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