出だしがちょっと印象的。尾野真千子さん演じるお姉さんが、井上真央さん演じる妹とどこかに泥棒に入ってるらしい。見ていくとどうやら自分の実家らしい。とこんな風に始まっていく。
お父さんが不倫して、兄弟が3人いるけど、1人だけお母さんについて行く。最後までなぜこんな結果になったのかはわからなかったけど、とにかくお父さんはその後、不倫相手と再婚し、死期が近づいているらしい。後妻と上手くいっていない姉は、実家に執着。こりゃぁ、泥沼なのか、と思いきやそうでもない。結果としてはどうしようもない父親だった。不倫も新しくしていたし、借金もあったし。でも、1人離れた娘にはできる限りしたのかなぁ、と。許せる物でもないけどね。
最後、今まで母親が作っていたと思っていた琵琶のジャム。実は父親が作っていて離れても送ってくれていた。そのジャムを離れていた井上真央さん演じる次女が、最後のジャムを食べて記憶が蘇るところは、なんか共感したな。食べ物は勿論だけど、なんか思い出って音楽聴いたりしてても、その当時のこととか思い出すよねーって。
結構面白かった。