5話分を一気見してしまうくらい、そして5話でしっかり大満足出来るくらい演技も脚本も満点なドラマだった。
抑えめな甘さと程よい苦味が混在する、とっても上品なスイーツのようなドラマ。他のBLドラマほど甘いセリフや急展開があるわけではなく、ただ静かに野末さんの心情や意識の変化を細やかに映す。
そしてこのドラマでは、2人の関係を他の人物が非難したり茶化したりしない。必要以上に周りの人物を映すことはなく、野末さんと外川の2人だけにフォーカスを当てる。
オールドファッションみたいにシンプルさや古さの中に良さがあるスイーツと、カップケーキみたいにどんなトッピングも受け入れてしまう寛容性のあるスイーツ。
見終わった後にタイトルを見ると、とてもしっくりくる。
5話でお腹いっぱいになれる素敵なドラマに出会えたことがとても嬉しい。