宇須井

アブセンシア〜FBIの疑心〜 シーズン3の宇須井のレビュー・感想・評価

4.6
ねちっこくなく、スッキリあっさりで観やすい。終わり方もあっさりで、見終わった後にモヤることなく、「あー好きだー」という感情が溢れています。今シーズンも一気見してしまった。

(以後、多分ネタバレあります。)















エミリーがチョー強いのは言わずもがな、フリンの自己防衛力の高さに感心・安心した反面、そうならなざるを得なかったかなしい過去がフラッシュバックし、心が傷む。
話が進むに連れて物事の深刻さがどんどん明るみになっていくけれど、なんとなく疑わしい人物が分かるような構成とカメラカット、めちゃくちゃ面白い。話が大きすぎて現実味は皆無だけど、作品への没入感がなんとも爽快。何度、エミリーに感情移入してしまったか…。想像を絶するような絶望を毎秒感じてたんじゃないかな。つらい。面白い。

シリーズ後半のほうで、ふと気がつくと涙が出ていたことがあったんだけど「もうこれ以上、バーン家を苦しめないで…」的な感情だったと思う。本当にフリンには幸せであってほしい。これ、続きってあるのかな。もうここまで来たら、フリンの幸せを見届けないと夜しか寝れないな…。
宇須井

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