どこかのだれか

エルピス—希望、あるいは災い—のどこかのだれかのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

話題になってるのを聞きつけて観たけど面白かった。
おぼっちゃんのディレクターの人物造形、居そう感がえぐい。そして山路さんの声つよつよすぎる。

テレビ局と政治の癒着への鋭い提言がテレビから出されているのがシンプルにすごい。扱ってるニュースが現実のものなのでシリアスさが際立ってた。安倍政権時代、色々あったんだろうなと感じる。
鈴木亮平演じる斎藤のなにがいいのかさっぱりわからんって思ってたけど、最後やっぱり「俺が政治を良くするまで待ってくれ」って言ってるのが、こいつも政治の世界にこうして沈んでいくんだろうな、って感じがしてもはやホラーに近い感覚だった。こわいよ。

すごく面白かったんだけど、供述通り帰るとケーキがぐちゃぐちゃになる、という話はどうなったのか最後まで気になってしまった……。