凄かった…！！はっきり言って5話中盤までは予定調和で愛情の矢印が入り組んでる程度のレベルだったけど、その5話最後から！一気に引き込まれた…まさに二面性。ストーリーも洋画みがあって良。
全部通して観ると、4話までは丁寧な解説付きというか、(視聴者に)脱落者が出ないようにわかりやすくわかりやすく愛情表現を描いてる感じ(主人公含め。ぶっちゃけ、残り話数どうするのかと思った…)で！それを踏まえての5話以降。まさにミラーリング、確か6話からタイトルの字の色が変わったような…？(一気見したので何となく気づいた)趣里ちゃんと深川麻衣ちゃんの文字色も同様。そしてこれがちゃんと最終話に繋がっているという！
これは趣里ちゃんじゃないとできない役だ…
変な言い方だけど、最後の最後でそう思った(ごめん！まいまい)
役柄的にあまり喋らず、たまに首をすこーし傾げる(笑)
これが漫画みたいでなんかちょっと笑えるんだけど(漫画原作だから合ってるんだけど！)、この抑え気味が効いてる。
でも深川麻衣ちゃんも凄かった！
はっきり言って、前半は深川麻衣ちゃんが主役かと思いました…ストーリー展開的にも彼女目線で進んでいくので、何故にこれが主演趣里ちゃん？？と思ってました。割とサクサク進むストーリーもよかったと思うけど、彼女がちゃんとリードとして引っ張ってるのが凄い。
ですが！！トータルで見るとやっぱり趣里ちゃんです…
私は彼女に感情移入してしまって(ストーリーの良さも大いにあるが)、凄く酷い人には思えなかった…でもちゃんと最後まで観て！って感じだけど(笑)
ただただ、好きだっただけなんだよね…
個人的に私は二人とも映画の印象が強いので(趣里ちゃんは直近で「もっと超越した所へ。」、深川麻衣ちゃんは「ただの夏の日の話」)、キャラが合ってるなぁ！と思った。
彼女ら2人のほかには、小関裕太くんと平井亜門くん(彼も映画「アルプススタンドのはしの方」の印象が強い)しか名前を知っている人が居なかったのですが、お二人とも！いい役です。
(小関くんの無駄遣い…？と思いましたが、そんな事は無かった！)
本作を観ようと思ったきっかけは、岡山天音くんの待機作(映画)の監督さん(滝本憲吾さん)が演出をされているので録画を一気見したのですが、演出面では最終話が凄かった！鏡、灯油缶、洋服…赤が効きまくり！！同じ監督さんの作品ではポイズンドーターホーリーマザーが結構画的に凝っていたので、序盤はあれっ…？て感じで、やっぱ連ドラと単発は違うのかな…と思ったけど、実際そうだったというか。最終回の爆発具合が凄かった！！待機作もこういう凝った絵柄で来るかな！？楽しみすぎる…
不思議なのはこれどこがターゲット…？BS(-TBS)ってだけで高齢者向けのイメージがあるけど(アンテナ必要！お金無いと付けない？ただでさえテレビはオワコンと呼ばれて久しいと思うが…)Paraviがメインなのかな！？キャストは若向けな気がします(そうでもないのかな？)。日曜23時枠なので対WOWOWとか？かなりエロが凄くインティマシーコーディネーターが入られてて、若干古さもあるけど、とにかく筋の組み立てが凄かった。回収と意外性。あっぱれ。
序盤の印象はテレ東深夜って感じ。
ああいうドロドロ系が好きな方におすすめ。
だけど尺が1時間でちょっと長すぎるのが玉に瑕。
昔のTBSのジェットコースタードラマにも雰囲気が似てるかな…？
4話まで！頑張って耐えて…
そしたらめっちゃ面白いです！！！
何となく、本気のしるしを思い出しました…
海外に出せそう。
(メモ)監督の藤澤浩和さん、高杉真宙くんのナニワ金融道(映画)の方なのか…！！これはレビューを読んで観たいと思ってる。
脚本の坪田文さん、だから私はメイクするを観てました。結構好き。探偵ロマンスも楽しみにしてる。武井彩さんは純愛ディソナンスをこれから追っかける予定。パレートの誤算はよかった！蓼内健太さんがお名前を見て気になってたんだけど(どこかで見たかな？と)、お初のよう…ちょっと過去作観てみたい。
(以下はネタバレありです)
顔をモチーフにした作品は古今東西結構あると思うんですが、私が一番最初にそれを意識した作品は映画「寝ても覚めても」です。ちょっとそちらを思い出しました。本作は整形、双子、兄弟(は顔は直接関係ないけど)とバラエティに富んでいて、それもよかったと思います。(双子は流れで整形かと…！騙されました、笑)
ラストは、さよならドビュッシーですよね…？
