シーズン1のハイライトはep6のラストでしょう。
月明かりに照らされたドンウンの姿に、犯人たちへの憎しみと怒りが湧き上がった。とてつもなく悲しくて苦しくて涙がこぼれた。そんな気持ちをまさしく代弁するようなイドヒョンの表情が素晴らしかった。そっと洋服をかけ、ボタンを直してくれる姿に救われた思いだった。
誰かが自分のために怒ってくれる姿って、ものすごく大きくて深い愛を感じる。そんな人がたったひとりいるだけで、生きていけることもあるのだという希望を感じた。
月明かりのシーンのために、ソンヘギョは絶食など相当な苦労をしたという。心身を削ってドンウンを演じてくれたことに本当感謝でしかない。悲しみと狂気の入り混じった演技が素晴らしかった。
ドンウンが運転したりするシーンはいつも薄暗く、ドンウンの人生を表したかのような、極夜を思わせる演出が美しかった。