キムテリファンは間違いなく楽しめるし、ミステリーの緻密さも素晴らしい新境地の傑作だった。
悪鬼とは何かが分かるまでが難しかったけれど、悪鬼を退治するにはどうしたらよいのかの段階まで行くと、もう見る手が止まらなかった。
生きたい、生きようと思えることの尊さ。
予告からは想像もつかない形で生きる希望を与えてくれる物語だった。
悪鬼が乗り移るという、一歩間違えれば白けてしまうような演じ分けも、さすがのキムテリ様で圧巻の演技だった。
なんですかあの妖艶さは...
大袈裟ではなく鼻血が出るかと思った。
普段天真爛漫なのにあんな演技も出来てしまうギャップがキムテリ様を崇拝してやまない所以...
ラスト、悪鬼なのか、サニョンなのか分からなくなってからが本番。2つの人格を圧倒的な演技力で行き来する天才キムテリの演技をぜひ見てほしい。
「ミスターサンシャイン」
「二十五、二十一」
そして、3番目のドラマ作品が「悪鬼」と、すべての作品で新しい顔を見せ、忘れられない演技を見せてくれる天才キムテリにいつまでもついていきたい。