精神科のナースの成長や挫折を描いたドラマで、様々な疾患の人と原因と治療、そして社会復帰について触れているので恋愛や復讐の韓国ドラマとは違って学びの多い作品です。
特に精神疾患の原因は外的要因(家族、恋人、職場)と内的要因(本作では紹介されなかったけど発達障害や性格)が複雑に絡み合っていると素人ながら考えます。
精神疾患になるのは誰も悪くないっていえばそれまでで、特定の誰かが悪いと言ってしまえば、ただの社会の損切り。
家庭や職場環境も自分の癖や性格を簡単に変えれるわけがないから、その複雑な状態を治療には時間がかかる。
社会復帰しても精神病とわかれば誰もが危害を加える人間だという偏見を持つし、本人は再発の恐怖にもおびえる。
就活してもメンタルが弱いと思われてはいけないかったり、人一倍頑張ってきたから心配されたくなかったり、精神病を患った人は事実を隠して孤独に生きる人が多い。
目に見える病ではないから、こういった簡単に想像できて書き出せる流れも社会では生産性や根性論から理解されにくく、まだまだ予防・治療・再発防止の優しい世界じゃないと感じます。
みんながこのドラマを見て自分の他人との付き合い方とか自分の性格とか見直して、誰もが適切な人間関係を築けて世界が柔らかくなればいいなと思いました。
そして、今作でわかったのは韓国ドラマで主人公が小娘の場合、成長過程はショート丈のアウター着てるけど、最終話で成長した姿ではロングコートとか着がちぃ！
