やっとみれた。
哲学的で理屈っぽいのに、言葉にしっかり血が通っている。
それは、鈴木先生のその思考や言葉が誰かを真似ているのではなく、自分自身の経験則からくるものであり、紛れもないほんものだから。
付け焼き刃ではない一人の人間としての生き方や考え方は、伝えたい人には必ず伝わってくれるということなんだろうな。
年頃の生徒たちのセンシティブな悩み。
子供ではなく一個人として一人ひとりにしっかりと向き合う姿は本当に格好良かった。
どうしても最後は理屈ではなく心で諭すタイプの学園ドラマが多い中で、鈴木先生みたいな理論派ドラマはすごく新鮮だなと感じた。
本質を考えて考えて考え抜く、思考を停止させない、大変だし苦しいけど本当に大切なこと。
それでも全員が前向きになれるのではなくて、足子先生や山崎先生のように壊れてしまう先生がしっかり描写されてるのも、
2-Bの神田さんのように、鈴木先生の打算により溢れて傷ついてしまった生徒がいるのが描かれているのも、とても良かった。
映画も見なきゃな。