中国発、世界的ベストセラーSF小説の実写化。「三体」三部作の第一部までが描かれています。小説を第一部まで読破し、そのお供と補完として本作を鑑賞しました。
各章の順番は微妙に異なりますが、小説の内容は、丁寧過ぎるくらい忠実に再現できているので補完としてお薦めです。と言うかこの小説は映像補完が必須なくらい実用科学の部分が難解ですよね。
特にVRゲーム「三体」の世界観、人列コンピュータ、小筝作戦あたりの映像化は見応えがあります。智子計画に関しては映像化しても理解が追い付きません。ノーラン監督の「インターステラー」でさえ五次元の話だったのに十一次元ですからね。
また、文革時代の壮絶な糾弾シーンが物語のトリガーになってたりと、人間ドラマとしても結構面白かったりします。
知的好奇心をかなり刺激してくる作品です。そろそろNetflix版も配信されるんですね、楽しみでしょうがないです。
