社会のダストダス

モナーク:レガシー・オブ・モンスターズの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

3.3
Appleオリジナル、ハリウッドの現行ゴジラシリーズ『モンスターバース』のドラマ作品。時系列的には『ゴジラ(2014)』と『ゴジラ・キング・オブ・ザモンスターズ』のあいだくらいかな。昨年末から年始にかけて毎週配信された。

ゴジラがMUTOと戦い怪獣の存在が公になった日は作中では「G Day」と呼ばれている、私もゴキブリと戦った日の事はよくそう呼称する。ゴジラが救世主とも呼ばれた裏側での被害の実態も本作では描かれている。

第1話に本物の新宿三丁目が出てきて、どうやら日本でも撮影していたことに驚く、シリーズ1作目から大きな進歩。最近日本ロケの作品がかなり増えている印象、でも外国人が考える変な日本が消えていくのはそれはそれで寂しい。

映画版に比べて多少ゴジラのCGに生臭さが足りない気がするけど、それなりにお金はかかっているように感じる。ゴジラ以外にゲストで出てくる怪獣もいくらかいるけど、FFのダンジョンの途中に出てくる中ボスみたいなやつが多い。

キャスティングではカート・ラッセルとワイアット・ラッセル親子が同一キャラクターを異なる年代で演じているのが特徴。『髑髏島の巨神』に出ていたジョン・グッドマンも少し再登場、彼の演じたキャラクターの若い頃も今作ではキーパーソン。

本作が配信される少し前に、日本では『ゴジラ -1.0』が公開され、そして間もなくモンスターバースの新作が公開される。日米を問わなければ2014年以降、ほぼ毎年何かしらの関連作品が観られるようになってきているので、いろんな評価もあるけどこの流れを作ってくれた米ゴジラも頑張って欲しい。