NHKスペシャルで放送されたドラマ。filmarksのあらすじに内容の詳細は書かれているので、私が改めて語ることもないと思う。
人間窮地に追い込まれてると、ほんの少しの優しさや承認が救いとなる瞬間が確かにあると思う。
居場所がなかった者にとっても、迎え入れてくれるコミュニティの存在は、自身のアイデンティティの依拠出来る場所として、大いに機能するし、コミットすればするほど、自身の立ち位置も安定する。
炊き出し、確かに宗教系の方がやってるのを散見するけど、一部は勧誘に利用されているのか。必ずしも善意だけではない、と色眼鏡で見てしまいそうだ。
身体的な緊縛と、心の緊縛と。
前者はその行為を通して、後者の解放を希求しているのか？どうすれば人は救済されるのか？人は罪を背負っているのか？背負っているとして贖罪は果たされるのか？
皆が愛する者の幸せを願っているのに、真逆の現実を引き寄せてしまう彼女たちの悲劇。同様の悲劇は今後も手を替え品を替え出現し、なくなることはないだろうが。当事者やその家族たちが、せめて笑顔で日々過ごせていたらよいな。
