あーる

セックス・アンド・ザ・シティ シーズン3のあーるのレビュー・感想・評価

4.5
シーズン3から、格段に1話ごとの脚本の質が上がったように感じた。
恋愛のアレコレじゃなく、ヒューマンドラマとして考えさせられる。
会話のスピード感も、4人の性格のバランスも最高だよね。

印象的なエピソードと感想
第4話「性のジェネレーションギャップ」
キャリーが付き合った男性が20代、しかもバイ。
シャーロットは男装し、ミランダは家庭的な女性とは何かに悩む。
「男らしさ」「女らしさ」が1つのテーマとなっている
このエピソードは、約24年前のドラマとしての
昔の価値観が目立つが、今の日本はこのラインに立てているのかな?と。
もちろんアメリカでも保守的な人もいるだろうけど
時代の進み方が先進的だなぁ、と思わされたエピソード。

第5話「恋のボーダーライン」
恋において許せない一線とは?
キャリーはヘビースモーカーなのに、好きになった相手にタバコを辞めてほしいと言われ、
サマンサは、黒人男性といい関係になるが人種の壁にぶつかり、
シャーロットは、完璧な男性に出会うが、キスが超下手くそで、
ミランダは、スティーブとの刺激のない慣れあいの関係について考える。
1つ1つの問題はとても小さく、どのカップルにも起こりうることで
妥協するべきか、男性のために自分を変えるべきかを悩む姿に
とても共感できるエピソードだった。
私も彼氏のためにどれだけ妥協するべきか、悩んだものよ。笑
(人種の壁は小さな問題ではないですが、ドラマ内では軽く描かれていたので…)

第7話「ドラマティックな恋がしたい!」
キャリーはエイダンとの関係が順調すぎて物足りなさを感じる。
オペラ鑑賞に行って偶然にもビッグと再会し、その場から逃げ出す。
これも”ザ・キャリー・ブラッドショー”な話なんですが、
誰しもが恋愛において考えそう!
彼氏と順調にいけば不安になったりつまんなくなったり。
刺激を求めて彼氏を変えたくなったり。
安定の今の彼氏か、波乱の元カレか…。
ビッグとの再会の仕方が、オペラ鑑賞中に
双眼鏡(オペラグラス)を覗いたら互いに発見する。って面白すぎるし
運命的すぎて…

第12話「恋愛における嘘」
エイダンにビッグと浮気していたことを話して別れるエピソード。
見てるとかなりヒリヒリとしてくるのですが、
全くもってエイダンには非がなく、キャリーが浮気して悪いのは当然。
しかし、どのシーンでもキャリーは全面的に被害者ヅラしてて
冷静に見ると「アンタが結婚してる男と浮気したのが悪いんだろ!」としかならない。笑
そう、女性ってやつは、いつどんな状況でも悲劇のヒロインなのである…(知らんけどw)

第13話と第14話
キャリーたち4人がLAに行くお祭りエピソード。
NYとLAの比較が面白いです。
4人の友情も深まっていて楽しい。
マシューマコノヒーが本人役で出演。

🌟🌟🌟⁡
⁡▶セックス・アンド・ザ・シティ
シーズン3全18話

📺U-NEXT配信
📺アメリカ製作
📺1998年~2004年・全シーズン6・全94話
📺ラブコメ・友情・ヒューマン
📺2008年に1作目の続編映画公開。2010年に2作目の映画公開。
📺2021年に続編ドラマ「AND JUST LIKE THAT...」配信。現在S2まで配信中。
📺S3の製作は決定しているが、配信は2025年になる予定。

シーズン3のストーリー要約
・キャリー
➡S2のラスト、ビッグときっぱり別れてしばらく失恋を引きずる
しかも、ビッグが自分より年下のナターシャと結婚して大荒れ
家具デザイナーのエイダンと出会い、順調に交際する
ビッグと再会し「結婚は失敗だった」と言われてズルズルと不倫の関係に。
結果、ナターシャにもエイダンにもバレて別れる。ビッグとも別れを選ぶ。

・シャーロット
➡王子様と出会うことを夢見て、今年中には結婚する!と息巻く
トレイと出会い、瞬く間に結婚。なんと結婚式前日までセックスしなかった。
トレイとはうまくセックスできないことが発覚したまま結婚…。解決せず別居。

・ミランダ
➡スティーブと家庭的な仲になることに抵抗して
恋人未満、友達以上の関係を続ける…更に子供が欲しいと言われ完全に別れる

・サマンサ
➡ぶれることなくセックス。マンション購入。
あーる

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