ナツミオ

HANNIBAL/ハンニバルのナツミオのネタバレレビュー・内容・結末

HANNIBAL/ハンニバル(2013年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

WOWOW on demand鑑賞
ハンニバルの狂気が際立つサイコ・サスペンスのドラマシリーズ作品

映画版レクター博士の活躍に物足らない方は必見‼️

狂気か、それとも美学か…
史上最も残酷な殺人鬼が奏でる死のフルコース。語られなかったレクターの悪の根源を描く、衝撃のサイコサスペンス。

これは無茶面白かった‼️
設定は、『羊たちの沈黙』以前。
犯罪プロファイラー、ウィル・グレアムが犯罪現場で犯人の行動をイメージするシーンがリアル‼️

ハンニバル役マッツ・ミケルセンは、正にはまり役‼️
映画版アンソニー・ホプキンスとはまた違うイメージながらキャラクター、ハンニバル・レクターを魅力的に演じている。

やっとS1を観終わったが、WOWOWの鑑賞期限が今月末まで。S2,3までたどり着けるか怪しい……

余談ですが……
『羊たちの沈黙』の一年後のクラリスを描く『クラリス』も併せて鑑賞中。
バッファロービルのトラウマに悩まされるクラリスの活躍を描く。
こちらは現在6話まで放映。
クラリス役レベッカ・ブリーズの知的で儚げな感じはジョディ・フォスターに近い雰囲気が良き!

原題 『Hannibal』

2013年米作品
スタッフ
製作総指揮・脚本 ブライアン・フラー
原作 トマス・ハリス『レッド・ドラゴン』
脚本監修 トマス・ハリス
作曲 ブライアン・レイツェル
キャスト
ウィル・グレアム
……ヒュー・ダンシー
……浪川大輔 犯罪プロファイラー

ハンニバル・レクター
……マッツ・ミケルセン
……井上和彦 精神科医

ジャック・クロフォード
……ローレンス・フィッシュバーン
……玄田哲章 FBI行動科学課のヘッド

アラーナ・ブルーム
……カロリン・ダヴァーナス
……佐古真弓 FBIコンサルタント
元心理学教授

ビヴァリー・キャッツ
……ヘティエンヌ・パーク
……長尾明希 FBI行動科学課捜査員

ジミー・プライス
……スコット・トンプソン
……志賀麻登佳 FBI行動科学課捜査員

ブライアン・ゼラー
……アーロン・エイブラムス
……高杉義充 FBI行動科学課捜査員

フレディ・ラウンズ
……ララ・ジーン・コロステッキ ……新聞記者

フレデリック・チルトン医師
……ラウル・エスパーザ
……藤原啓治 ボルティモア州立病院院長

ベデリア・デュ・モーリア博士
……ジリアン・アンダーソン
……日野由利加 精神科医

エイブル・ギデオン博士
……エディー・イザード
……中根徹 外科医

メイスン・ヴァージャー
……マイケル・ピット(シーズン2)
……ジョー・アンダーソン(シーズン3)
……前田剛 精肉事業経営者

フランシス・ダラハイド
……リチャード・アーミティッジ ……津田健次郎 ビデオ加工技師
(連続殺人鬼“噛みつき魔”)




以下ネタバレ含む
あらすじ有り

(WOWOW番組内容より)
第1話 Apéritif (アペリティフ)
監督 デヴィッド・スレイド
鑑賞日 2022/1/9

若い女性が殺害される連続殺人事件の捜査に行き詰まったFBI捜査官のジャックは、犯罪プロファイラーのウィルに捜査協力を要請する。だが事件解決の兆しが見えた矢先に模倣犯による殺人事件が起きてしまい、ジャックは精神科医のハンニバル・レクター博士にも協力を依頼することに。
ウィルの精神状態を診る役目だったハンニバルだが、次第に犯行現場にも立ち会うようになり……。


第2話 Amuse-Bouche(アミューズ・ブーシュ)
Amuse-Bouche
監督 Michael Rymer
鑑賞日 2022/1/30
ジャック率いるFBI行動科学捜査班は、土壌から突き出たいくつもの"手”が発見された事件現場に出動する。犯人をプロファイリングするウィルだったが、彼はホッブズを射殺したショックから悪夢に苛まれ、ハンニバルの診療を受ける。捜査から身を引こうとしたウィルだが、彼の能力に興味を持った記者が凶悪犯罪マニア向けのサイトに事件の記事を掲載してしまう。

第3話 Potage(ポタージュ) Potage
監督 デヴィッド・スレイド
鑑賞日 2022/1/30
連続殺人事件の捜査に難航するFBIは、遺族から早期解決を切望されていた。そんな中、ハンニバルの提案を受けたジャックらは、昏睡状態から目を覚ましたアビゲイルを事件現場に連れていくことに。
だが到着した矢先に彼女の親友が模倣犯によって殺害されてしまう。現場に残っていた証拠から遺族の1人ニックが容疑者に挙がるが、ニックは無実を主張しアビゲイルに詰め寄るが……。

第4話 Œuf(ウフ)
Œuf
監督 Peter Medak
鑑賞日 2022/1/30
一家全員が殺害される事件が起き、ジャックは一家の息子が誘拐されていることを知るが、事件との関連性が掴めずにいた。ウィルのプロファイリングで事件は解決に向かうが、彼は自分の家族に関するトラウマで苦悩する。一方、ハンニバルは、無許可で病院を抜け出したアビゲイルを匿い彼女と同居を始める。家族を失ったアビゲイルの悲しみを緩和させてやろうとするが……。

第5話 Coquilles(コキーユ) Coquilles
監督 ギレルモ・ナヴァロ
鑑賞日 2022/1/31
ジャック率いる行動科学課のメンバーらは、被害者の死体が天使に見立てられた殺人現場に呼ばれる。同様の事件が続くにつれハンニバルは、犯人は脳疾患を患った人物で、何かしらの恐ろしい幻覚に襲われているではないかと仮説を立てる。犯人は一体何の幻覚を見て、何のために天使を作り出しているのか?一方、捜査が進む中、ジャックは妻が末期ガンに侵されている事を知り動揺する。

第6話 Entrée(アントレ) Entrée
監督 Michael Rymer
鑑賞日 2022/2/6
ボルティモア州立病院のチルトン博士は、収容中の囚人ギデオンが病院の看護師を殺害し、連続殺人犯の"チェサピークの切り裂き魔“を名乗っているとFBIに捜査を依頼する。ウィルたちはギデオンの主張を疑うが、ギデオンは切り裂き魔でしか知り得ない情報を持っていた。そんな中、以前に切り裂き魔の事件を捜査中に失踪したジャックの教え子ミリアムから、ジャックの携帯に電話が入り……。

第7話 Sorbet(ソルベ) Sorbet
監督 ジェームズ・フォーリー
鑑賞日 2022/2/6
ウィルはジャックの依頼で、何者かに肝臓をえぐり取られた死体のプロファイリングを行なっていた。"チェサピークの切り裂き魔”が長年の沈黙を破り再び現れたと考える捜査員の意見に賛同しないウィルは、今回の殺人は切り裂き魔ではなく素人が行ったものだという推論を立て周囲を困惑させる。一方、ディナーパーティを控えたハンニバルは、この事件に乗じて複数の模倣殺人を犯していく……。

ハンニバル自身が精神分析を受けていることが初めて分かる。

ハンニバルの臓器を捌くシーンがグロい!

第8話 Fromage(フロマージュ)
Fromage
監督 ティム・ハンター
鑑賞日 2022/2/6
ボルティモアでオーケストラの団員が殺害される事件が起き、ハンニバルの患者フランクリンは、友人のトバイアスが殺人犯ではないかとハンニバルに洩らす。
反抗スタイルに興味を持ったハンニバルは、トバイアスを夕食に招待する。一方、ウィルはプロファイリングを進めるにつれ幻聴が聞こえるようになり混乱していく。
彼はアラーナに助けを求め、2人の距離は急速に縮まって行くが……。


第9話 Trou Normand(トゥルー・ノルマン)
Trou Normand
監督 ギレルモ・ナヴァロ
鑑賞日 2022/2/6
遺体で作られたトーテムポールが海岸で発見された。ジャックらは犠牲者たちの共通点を探し始めるが、40年も前に殺害された遺体も混在しており、捜査はウィルに頼る他ない状況に。一方、記者のラウンズはアビゲイルに、父親の殺人に関する真実を伝えるため手記を出さないかと持ちかける。そんな矢先、アビゲイルが殺害したニック・ボイルの死体が発見され……。

"死体のトーテムポール”の衝撃!

阿修羅像の様な死者たちのモニュメント‼️


第10話 Buffet Froid(ビュッフェ・フロワ)
Buffet Froid
監督 ジョン・ダール
鑑賞日 2022/2/8
殺人現場で犯人に感情移入する手法でプロファイリングを繰り返すうちに精神状態が不安定になって行くウィル。現実か幻想かの判断も付かない程混乱したウィルは、触れてはいけない犯行現場に手をつけてしまう。ウィルを現場に立たせて良いものか悩むジャックだったが、彼の症状が心理的なものなのか神経的なものなのか確かめるため、MRI検査を受けるよう勧める。

第11話 Rôti(ロティ)
Rôti
監督 ギレルモ・ナヴァロ
鑑賞日 2022/2/12
"チェサピークの切り裂き魔“を名乗るギデオンが、別の収容施設への移送中に係員たちを殺害。本物の切り裂き魔を誘き出すために、彼らの臓器を木の実のように枝に刺して逃走する。さらに自分の逃走劇を速報させるため記者ラウンズを拉致し、彼を診てきたカウンセラーたちに危害を加えていく。アラーナの命も危ないと知ったウィルだが、ギデオンを追ううちに現実と幻想の区別がつかなくなり……。

壊れていくウィル。
助けたいハンニバル。


第12話 Relevés(ルルヴェ) Relevés
監督 Michael Rymer
鑑賞日 2022/2/12
ハンニバルは急激に精神状態が悪化していくウィルにどう対処すべきか、自分の担当精神科医に打ち明ける。無菌カプセルの中で焼死したジョージアの一件を受け、ウィルはニック・ボイルからこのジョージアまで、一連の事件がミネソタの連続殺人の模倣犯の仕業であるという極論に達する。
ジャックがウィルの精神状態を案ずる中、彼は突如アビゲイルを連れてミネソタに戻ってしまう……。

無菌室で静電気に火まみれになるジョージア‼️

第13話 Savoureux(ザヴルー)
Savoureux
監督 デヴィッド・スレイド
鑑賞日 2022/2/12
気絶していたウィルが目を覚ますや否や、人の耳を吐き出す。
アビゲイルの耳だと判明するが、彼には記憶がない。ジャックたちはウィルが精神を撹乱しているのか、それとも正体を隠すために嘘をついているのか、頭を悩ませる。さらに、ウィルな部屋から彼が模倣犯の仕業だと主張していた事件の犠牲者たちにつながる証拠が見つかる。真犯人にはめられたと主張するウィルだったが……。

抜けられない罠から抜け出せないウィル。
かなり以前から仕組まれた証拠の数々に、ウィルはついに本当の犯人の正体を確信する‼️

S1は終了!
S2,3へ続く…
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